第84話 王になれなかった少年の法……(5)
要するに健太は、裸体で歩く変出者……ではないか~?
屋敷の室内では裸でいるのが当たり前のこの国だから、露出狂の者達?
と、呼んだ方がいいのかな~?
まあ、そんな人達も含めて、服を着衣することを習慣つけるような法の整備をして欲しいと嘆願をしているみたいなのだ。
この国の女王と丞相の二人にね。
特に健太が国内や集落内を歩いて散歩……ではないか~?
彼の仕事の移動の最中に、優艶な容姿をした若いオークの女性達や淑女の未亡人……。人妻など詰め寄られて。彼は目のやり場に困り──。赤面しながら俯くことが多々ある。
そして途方に暮れることも多々あるのだよ。
まあ、彼は、その都度若いオークの女性や淑女達から。
「もう~。殿は~。可愛いのだから~」
「健ちゃん~。私もお嫁にしてよ~。尽くすから~」
「ねぇ~。うちのひとに内緒で、一度だけ子作りしようよ~。お願いだから~。ねえ~。御方~?」
と、嘆願──。健太へと黄色い声色を送り。優艶な容姿で嘆願しながら誘ってくる。
だから健太自身も途方に困りながら困っているのだよ。
まあ、この物語を読んでいる皆も想像してみて欲しい?
熱帯雨林のジャングル内に住む女性の容姿を……。
産まれたままの容姿でいる人達もいれば、自身の持つ、御立派な巨乳を、首飾りなどを垂らし飾りながら。
『これでもか~!』と、言わんばかりに曝け出しながら胸を張って歩く様子をね~?
そんな官能的な容姿をした若いオークの女性や淑女取り囲まれる思春期の健太の気持ちを……。
彼も男だから、自然と男の性が発動する訳だから。
彼の腹部の下にある大事な物も自然と大きくなる訳だから。
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