第33話 オーク種族に古くから伝わる習わし事(2)

健太の産まれ育った世界にあるビキニ水着にパレオ仕様のような、この亜熱帯のジャングル内に町がある世界で暮らすには丁度良い。肢体、肌の露出度が高いファッションを女性達は、皆している。そして男達は、健太が鬼のパンツは良いパンツと、でも言いたい。言いたくなるような。野獣達の毛皮で出来たパンツを所望、履いているように。オーク種族の男性達はパンツ一丁なのだ。


だから神殿内に六人の妻、妃が居る健太だとしても。妃達の荒い物。汚れた衣服の量は、それほど。沢山は無い筈なのに。


何故か健太が両手で持つ、抱える。木の葉を加工してプラウム姫さまが、愛する夫。健太の為にと愛情を込めて作った篭の中には。何故か、篭一杯のぶブラジャー、パンティーと呼んでも良い物が多々。盛り沢山入っているから不思議でならないのだと、言いたい。呟きたいところではあるのだが。


先程から健太の歩く。歩行をしている様子を凝視していれば、気が付いた者達も多々いるとは思う。


そう。先程から健太へと黄色い声援を送る。オーク種族の幼い少女から熟女のお姉様達が、次から次へと。自分達の汚れた衣服。ビキニ水着にパレオを放り込んいる通りだよ。



自身の頬を薄い桜色に染め、照れ恥ずかしそうに、俯きながら。


「王様、優しくしてね」

「健ちゃん。余り酷い事をしないでね。優しくしてよ」

「私を!」

「うちを!」


「「「可愛がってよ!」」」


「「「あんたぁ~!」」」と。


黄色い声──。淡く、甘い声音で嘆願、要求をしている通りだ。


此の国の男王。アイドル王子の妻になる為に、次から次へと、健太が両手で抱える篭の中に汚れ物を放り込んで、ハーメルンの笛吹男についていく。いった。子供達のように、次から次へと彼の後を追い。逢引き気分を味わい堪能をしている訳だよ。


此の国の白馬の王子さまの、自称妻達はね。と、説明をしたところで。


何故健太の後ろに控えるオークの女性達が健太の妃かと言えば。






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