変態男とオカマ

匠があらすじをよみ始める


この物語は作家の親友であるボディビルダー日本チャンピオン山田理の

実話です~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


山田の話を信じてなかった匠はあらすじを読みながら驚きを

隠せない、桜も信じてはいたのだが実際の証拠を見せつけられ

もう一回驚く。そんな二人の顔をみて満足しそうな山田だった。


どうよ、これで信じる気になった?


はい、匠は何か負けた気がして認めたくないが山田に証拠押し付けられ

断念して答える。そして自分の夢も叶えて本の主人公にまでなった山田が

何でマグゼニアでバイトをしているか疑問が生じた。


そこまで成功して大金を稼いでるのに何でマグゼニアでバイト何かしてるんですか

僕にはどうしても理解出来ないんですが、


大金を稼いだからって楽しい訳ではない、俺は人生を楽しく行きたいんだ。

だからマグゼニアで仕事してる、収入が少なくっても時間を費やすほどの

価値があの店にはある。二人は何故だと思う?


そんなの僕が分かるはずがないでしょ。


私何か分かりそう、私たまに食べに行くんですが従業員さん皆がどんなに

忙しくっても楽しく笑いながら仕事してた。それで何故なんだろうと気になってたんですけど匠君の面接について行ってその理由を分かりました。

従業員さん皆が性格がバラバラで面白くって個性的です、それでも優しくお互いの個性を配慮して分かり合えながら仕事をしていたからです。


さすが桜ちゃん、当たり

だから俺はマグゼニアで働くことが楽しくってやめられないんだ。

馬鹿真面目君いや匠君もいつか分かるときがくる、まだ若いんだし

いろんな人に会って様々な経験をしていろいろ悩みな。


はい、今日はありがとうございました。そろそろ帰ります。


匠の言葉に今8時だと気づいた桜、もうこんな時間、驚きながら支度して

立ち上がる、そんな二人を心配する山田


車で家まで送ってあげるよ


大丈夫ですこっから歩いて15分くらいの距離なので


そう、結構近いんだね、それじゃ気を付けて帰るんだよ。


はい、二人は山田の家を出て家に向かう


山田さんすごい人だったね、漫画の主人公だなんて思いもしなかったよ。


まぁ確かに、ただの筋肉脳みその変態だと思っていたのにあそこまで成功してた人だったなんてビックリした。


山田さんの言う通りまず私もやりたいこと探そうと思う。

匠は?


僕は勉強して公務員や大企業の社員を狙ってみる。やりたいことやって成功する確率なんてほんの一握りだから、それに特にやりたいこと何てないし、、、


匠らしい


今日私の家誰もいないから寂しいんだ。今日匠家で泊めて


桜と匠の家は隣同士で親同士も仲がいい、それで幼いころから匠の家でよく泊まったりしたのだった。そして今日も多分親同士で連絡があったと推測する匠

じゃ何で内でご飯食えばいいのにマグゼニア行ったのか問いたいところだが面倒そうで黙って言わない匠だった。


好きにしろよ。


ありがとう、久しぶりに由衣ちゃんと寝よう、楽しみ


そんな話をしながら15分くらいが過ぎ家にたどり着く。


ただいま


今日はお世話になります。


お帰りなさい二人共


桜ちゃん、誰よりも純粋に桜を歓迎する由衣、それもそのはず

昔から本当の姉妹のように仲が良く年を取りながら桜の匠の家で

泊まる回数はどんどん減っていった。今夜泊まることだって半年ぶりだからだ。


二人共お風呂入りなさい。お母さんの言う通りに桜が先にお風呂に入って

次匠が入り、疲れた匠は自分の部屋に入りベットに自分の体を投げる。

桜は由衣の誘いで一緒に寝ることにする。



桜ちゃんと一緒に寝るのも久しぶりだね


そうだね、受験とかいろいろで忙しかったからね。

中学生活は面白い?


うん、まぁまぁかな、それより

昨日のお兄ちゃん様子がおかしかったよ。何かあったの


何もなかったよ、どの様に?


怒りながら枕を叩いたり、そのあと女の子の名前を叫びながら枕にキスしてた。

何か昨日のお兄ちゃん気持ち悪かった。


由衣ちゃん、匠が叫んでた女の子の名前覚えてる?


確か、彩香と言ってた。彩香って誰?


匠を誘惑してる魔女の名前だよ。


桜は由衣から彩香という名前を聞き正気を保てずイライラする。そんな桜を見て

由衣は不思議と思う。


桜ちゃん、もしかしてお兄ちゃんのこと好きなの?


由衣ちゃんったら何言ってんの、そ、そんなはずないでしょ。


いきなりの質問で慌てながら顔が真っ赤になる桜、そのような話をしながら

二人が夜を迎え1日を終える。休みも終わりバイト二日目を迎える匠は

面倒そうな顔をしながら思い脚をマグゼニアへ運ぶ。


おはようございます、挨拶をして周りを見るが今日のコスプレは皆バラバラだった。


おはよう、匠君今日は店長休みだから私が仕事教えるね。

今日は好きなコスプレ来ていいからね


副店長である後藤信明がそう挨拶をする。匠は昔からの知り合いである店長がいないことがちょっと心細い気もしたが、綺麗なおねいさんに教わることにドキドキしていた。そして更衣室に入り何百枚の衣装を目にして匠は初日と同じ執事の服を選ぶ、理由はそれが一番無難だと思っていたからだ。着替えを終えた匠は仕事に入るまで20分程残ってたのでテーブルに座る、3分ほど過ぎ高橋と後藤由紀が入って来る。


おはようございます


おはよう


おはよう、君が鈴木匠くんね、私は後藤由紀、よろしくね


はい、よろしくお願いします。


初対面の二人が挨拶していた時、由紀ちゃん、今日仕事終わったらホテル行かない?高橋のいきなりのセクハラで匠は自分の耳を疑う。


お前、今何言ってんの、殺すぞう、後藤は匠の方に一回振り向いて山田に視線へ戻す


匠君が誤解してるじゃない。


何の誤解、俺たちの中じゃないか、今夜も熱い夜を送ろうじゃないか


それ以上言ったら通報するよ、マジで殺すからね

由紀はそう言って高橋を無視する。


匠君、こいつのことは無視するのが一番よ、それに誤解しないでね、この変態と私は何の関係もないからね


由紀ちゃんひどい、そんなに照れなくっても、


それ以上言ったら殺すといったよね、由紀は最初宣言した通り匠の前で高橋を

殴って蹴って半殺しにしていた。


由紀ちゃんもっと、もっと殴って、


高橋のドmのようなセリフを聞いてひく由紀と初日は静かに仕事してた真面目そうな高橋の姿をみて頭がついて行かず石のようにに硬直した匠だった。


お前気持ち悪いんだけど、いい加減にしろよ。


じゃ静かにするからパンティ見せて、


死ね、我慢の限界だった由紀は高橋の顔に本心の一撃をぶちかます。

失心して床に転がる高橋、それもそのはずだ。由紀はか弱い見て目とは違って高校時代空手の全国大会まで出場した空手選手だったからだ。


匠君、もう時間だしタイムカード押しに行こう


は、、はい、


もう5時何だけど龍ちゃんはまだ着替え中?由紀と匠が時間ギリギリに

タイムカードを入れて仕事を始めようとしても来ない高橋が心配になって

信明が由紀に聞く


あいつ、また私にふざけて殴ったら失心したよ。


あら、可哀そうに、私の熱いキスで起こすしか無さそうね、フフフ

そんなことを口走って信明は休憩室に向かった。


匠君、私たちも休憩室に行こう。面白いものがみられるから、、


匠は信明の冗談のような言葉を聞いて不安気ながら由紀の後をついて行く

休憩室の中では綺麗な美人である信明が倒れている龍之介にディップキスを

していた。気が付いた龍之介は顔が真っ青になって信明の顔を押す。


何するんだよ、


眠りの王子様にキスを、喜んでもらえたかしら


誰が、俺はオカマとキスする趣味はないんだよ。


オカマ?匠は龍之介の口から出てきたオカマの単語で耳を疑い、それの答えを求め由紀を見つめる。


匠君もしかして、知らなかったの、信明は男だよ。


、、、、、、男、マジですか、綺麗なおねいさんかと


ははは、確かにね、美男子だから普通に女装してフロアーに出たら

男性の客にナンパされるくらいだからね。ナンパされすぎて問題だけど、、


由紀ちゃん、俺の唇汚れちゃったよ。綺麗にして、龍之介は由紀の近くに

きて由紀にキスを迫る。死ね、そして由紀はもう一度本心の一撃を放つ。

信明は倒れた龍之介にもう一度キスをするがそれでも起きない。


仕方ないわね、キスでダメなら下半身の棒を先に起こそうか、信明は龍之介

のズボンの中に手を入れる、あら、龍ちゃんの可愛い、その瞬間驚いた顔で意識を取り戻し立ちあがる龍之介だった。


龍之介は真っ青な顔で何か恥ずかしがりながらタイムカードを押してキッチンで仕事をする。



































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