第65話大人の役割

「失礼します、御茶とお茶菓子をお持ちしました」


 その時、受付嬢のアカネともう一人の受付嬢が入ってくるがその場の雰囲気を察して固まる……


「ああ、アカネ君、トウコ君、御茶とお菓子を皆に振舞ってくれ、報告は聞いた、本日はこれで解散だ、皆ご苦労様。

 では僕は行くよ、後は2人に任せるよ、プリムラ様、今日は皆には……」


「分かってている、僕だって鬼じゃない、後は任せて君は行きたまえ」


「では失礼します、準備が出来ましたら連絡いたしますプリムラ様」


「ああ、分かった、地下一階の件は明日に延期だ、此方もそれで準備する、レミリアちゃんそれで手配をしてくれ任せるよ」


「了解しましたわ、プリムラ様」


 アツヒトが急いで出ていくと、レミリアも後を追うように出ていく。


「あの……私何か不味ったのかな?」


 メグミがアキとエミの間で居心地が悪い思いをしていると、プリムラが笑って、


「まああれだ、君達が悪いわけじゃあないさ、こちら側の問題だ、まあそんなに固まってないで、御茶でも飲みたまえ、怒鳴って悪かったね、けどねこれはこの街の幹部としての職務なんだ許してほしいな。全く、少し目を離すと暴走する人が多くてね、手が掛かるんだよ」


「アカネもトウコも固まってないで御茶とお菓子を配りなさいな。あなた達が気にすることじゃないわ」


 フランが二人に声を掛けると、


「あのプリムラ様、メグミちゃんが何かしたんですか? あの、ギルドの報酬の少ない大事な依頼や、孤児院の無報酬の依頼を受けてくれる本当に優しい子なんです、寛大な処置をお願いします。」


「少し暴走気味で女の子に対する欲望に忠実なだけで、評判は良いんです。いつも3人で笑っていて、いつも楽しそうで、明るい、いい子なんです、お願いです、許してあげてください、失礼があったのなら私も一緒に謝りますし罰もお受けします」


 アカネとトウコと呼ばれた受付嬢がプリムラに頭を下げる。


「少し待ちたまえ、何だか僕が悪者みたいじゃないか、別にメグミちゃんを怒ってるわけじゃないんだよ? 特に何かする心算もつもりない。大丈夫だから君たちも顔を上げたまえ」


「貴方は本当に評判が良いですね、けど多分だからなのね、皆があなたに過剰な期待をしてしまう。あなたが初心者なのを忘れてしまう位に」


 エリンが溜息を付きながらメグミを見る。


「私の評判の大半はノリネエやサアヤの御蔭です、ノリネエに付き合ってるからそんな依頼を受けているだけですし、サアヤが居るから笑っていられるんです。私の評判が良いわけじゃあないですよ」


「でも貴方はその二人と笑顔で依頼をこなしてきたのでしょう? 嫌なら付き合わなければ良いのにそれをしてないじゃない? なんで楽しそうだったの?」


「こんなに可愛い子たちと一緒に居られるんですよ? お金なんてどうでも良い、そうでしょ? こんな素敵な子と一緒に居られるんですよ? 自然と笑顔になるのは仕方ないでしょ? 本当にそれだけなんです、私にはそれだけなんです」


「ならそんな二人にこんな顔をさせちゃいけないね、ねえメグミちゃん。君があのゴーレムを倒す方法を語っていた時の2人の顔を見たかい? 君はね……いや止そう、君には多分普通なんだろ? 出来るからそれをするだけ、そうなんだろうね」


 プリムラがじっとメグミを見ながら言う、


「プリムラ様もう、もうその位で止めてください。お願いします」


「分かってるんです、メグミちゃんだって分かってるんですよ、ただ他に方法を知らないだけなんです。メグミちゃんには剣しかなかったんです。だからもうその辺で止めてください」


「けどね……ノリコちゃん、サアヤちゃん、このままメグミちゃんはどこまで強く成ればいいんだい? いつに成ったらメグミちゃんは満足するんだい? いつまでもこのままでいられる分けないだろう? まだね君達だけでゆっくり成長するのならそれでも問題はないさ、そう君達だけで身の丈に合った依頼を安全にこなせば何も問題ないんだよ」


 プリムラが顔を伏せていう、


「そうですね、初心者を中級冒険者と組ませる、才能のある冒険者に経験を積ませる、その目的なら今回の事も問題は無いでしょうね。私達もそう思ってました、カグヤもアカリちゃんも居るのですもの、そう思います。

 けど違った、完全に初心者を戦力として扱っている、経験を積ませるなんてものじゃない。中級冒険者を完全に凌駕しそうな勢いの初心者? 異常です、それは既に正気じゃない。

 そしてメグミちゃんの答えを聞いて完全に悟りました、異常な才能に、そのまま周囲が期待してるのです。それはダメです。何時か破綻します。破綻したとき必ずメグミちゃんは死にますよ?

 私達冒険者組合は、初心者を、後進を導いて育てるのがその目的です。初心者を死地に送り出して何がしたいんですか? 才能が有るから、熟せるこなせるから、可能だから、出来るから、だから危険が有ってもそれをさせる、何を馬鹿な!

危険を可能な限り回避させて、安全に生き抜く方法を教えるのが育成です。千尋の谷突き落として這い上がった者をだけを育てる? 馬鹿なことを言うんじゃなりません。そんな馬鹿な方法なんて取れる筈がないでしょう? 命が掛かってるんですよ。

 この異世界にあなた達の親御さんは居ません、だから冒険者組合が保護者となってあなた達を育成するんです。生き残って、生きていて欲しいから育てるんです。迷宮は安全じゃあありません。けど可能な限り安全に冒険できるように育てるんです。2重3重に安全策を施し、決して無茶をしないように監視して育成するのが役目です。冒険者組合が役割を放棄するならそれを正すのが私達上級冒険者の役目なんです」


 エリンが辺りを見回しながら訴える。


「そうよ、今回の件はこの街の冒険者組合の現状が緩んでいるのが問題なのよ。才能が有るならその才能を大事に育てるのが役目、今の現状はその才能を使い潰そうとしてるようにしか見えないわ」


 ヒカリまでもが真面目な顔で話す、


「『人間狩り』に遭遇して撃退したのは、まあ不幸な事故で許せるわ、本来は『人間狩り』を発見次第逃げるべきですが、切り掛かってしまったものは仕方ありませんわ。引き続き一階の探索に参加させたのもまあ人手が足りなかったものあるのでギリギリ良いでしょう。

 階層主の調査で『狂化』した『ゴールデンアップルラビット』発見するまで進んだのも、最初の魔物異常発生集団の発見段階で撤退を指示すべきですけど、そのままあなた達が進んでしまったのですから、もうアウトですけど仕方なかったとしましょう。

 その後の応援が3パーティなのは完全にアウト、あなた達をもう戦力としてパーティの勘定に入れていますわ。そしてそのまま『狂化』している『ツリー』の居る部屋に行っています。これは本部の指示よね? アキ、エミ、そうなんでしょう?」


エリンに問いかけられるアキとエミは、


「確かに本部の指示でしたが決断したのは私達です、私達もそれが出来ると思ってました。正しいと思ってしまいました」


「そうですね、あの範囲魔法痕を見て、メグミちゃん達を観て、その異常な実力を目の当たりにして初心者であることを失念してました」


「そうよね? あの場に普通の『黒銀』のパーティが居たとしてあなた達はあの部屋に侵入したかしら? 戦力が足りないと援軍を要請したわよね? そしてあの場面でもそうすべきだったし、本部でもそう判断すべきだったのよ。

 あなた達先ほどの話で、装置はメグミちゃんが破壊した、あなた達は木の根に拘束されていた、そう言ったわよね? それは初心者のメグミちゃん達に中級冒険者の、『白金』冒険者の貴方達が助けられたって事よ?

 この意味が分かりますか? 本来その場で見ているだけ、その戦いを見せて経験を積ませるべき初心者に助けられているのですよ? 本末転倒もいい加減にしなさい。

 その後のゴーレムにメグミちゃんが切り掛からないで本当に良かったわ、あの話し振りではチャンスさえあれば切り掛かる恐れが十分にありました。『カナ』まで居ましたからね。戦力は十分と切り掛かっていたと思うと私は怖くて堪りません。

 ええ、分かってますよ、何事もなく倒してしまった可能性が非常に高いのは分かってます。そしてどうなりますか? 6メートルの巨体、50トンのアイアンゴーレムを倒した初心者が生まれるのです。益々周囲はメグミちゃんに期待するでしょうね、そして更に危険な任務に冒険者組合は初心者を送り込むのです。

 狂ってますよ、貴方達はミグミちゃんが若干アレなのを気にしてますが、私には冒険者組合の判断が信じられません、正気じゃあありませんよ。ここで正さないと今後も同じことを繰り返すのです、そして気が付いた時には手遅れになっているでしょうね」


 エリンがそう語ると、フランが、


「分かりまして? プリムラ様が、ワタクシ達が何を気にしているのかわかりまして? メグミちゃんが少しアレなのは良いのですわ、こんな魔物の居る異世界に来て戦え! と迷宮に送り出すのです、親も兄弟も友人もいないこの異世界に来たばかりの召喚者に、そんなことをワタクシ達は言うのです。多少精神の均衡が崩れるのは当たり前のことです。驚くほどの事は有りませんわ、召喚者の大半は何某ら問題を抱えていますわよ。

 そんな事は如何でも良いのです、それを冒険者組合がきちんとフォローすれば良いのですわ、それが何ですか、より悪化させようとしてる様にしか思えませんわね、何をしてますの?」


「エリンちゃんもフランちゃんも此処に居る子達にあまり言ってはいけないよ、この子達は被害者だ、そして僕たちは加害者の側だよ、勘違いしてはいけない。

 まあね、そう言ったことなわけだ、僕たちは上級冒険者としての役割が、しなければ成らないことが有るんだよ。だからそれを果たす。君たちが悪いわけじゃあない。

 うんまあこの場に僕たちが居ては寛げないと思う、僕たちは行こうか、アカネ、トウコ、悪いけど僕達は一端娼館に戻るよ、アツヒトにそう伝えてくれるかい? ん、では頼んだよ、っとお茶が冷めてしまったね、温めておいたからゆっくり飲んでくれたまえ、まあ面白くもないことを言ったけど、それが僕たちの役割なんだ、すまないね気分を悪くさせてしまった。けど出来れば分かって欲しいな」


 プリムラは颯爽と、堂々と部屋を出ていく、


「じゃあね、アカリ、しっかりしなさいよ、あなたの役割は大きくなるわよ、タツオ君だけ見てそれで満足しちゃだめよ」


 ヒカリがアカリの肩をポンと叩いて去ると、


「カグヤもそうよ、一緒に付いていくと決めたのでしょ? シッカリ踏ん張りなさい、それで何かあれば連絡なさい」


 エリンもカグヤを見て言うとそのまま部屋をでる、


「エミ、アキ、下を向くんじゃありませんわ、あなた達は『白金』堂々としなさいな、反省はすればいい、けど決して後ろを向くんじゃありません事よ、堂々と胸を張りなさい、そうでなければ下の者が不安になるでしょう、よろしくて、オホホ」


 フランが笑いながら部屋を出る。部屋のドアが閉まって足音が遠ざかると、


「スゲーな、あれが上級冒険者か」


 タツオが呟く、


「ふう、なあ、アカネさん、トウコさん御茶くれないか? 緊張してのどがカラカラだよ俺」


 少しお道化てヒトシが言う、


「ああ、ごめんなさい皆さん今お茶を配りますね」


「どうぞお茶です、プリムラ様が温めてくれたので熱い筈です、気を付けてくださいね」


 アカネとトウコがお茶を配る。


「アキさん、エミさん、なに頭抱えてるんだ、さっきも言われたろ、あんたらの所為じゃねえよ、堂々しな、あれは仕方ねえ、俺達も少しばかり戦えるからって勘違いしてた」


 タツオが二人に声を掛ける、


「ねえタツオ君、さっきのプリムラ様の質問なんだけど、あのアイアンゴーレム、貴方なら倒せるの?」


アキが問いかける、


「一人でか? どうだろうな苦労しそうだけどな、まあ、あの時メグミが切り掛かってたら俺も切り掛かろうと思ってたし、まあ時間は掛かるけど一人でもギリ倒せるかな?」


「どうやって倒すの?」


 エミが更に問う、


「ん? まあやっぱり突っ込んで足を切り倒して、そのまま後ろに抜けるな、ほぼ『カナ』の倒し方と一緒だな、俺は腕も横を抜けながら切り飛ばすと思うけど、後あの胴体を切り削ったりはしねえなメグミと一緒で胸部装甲を剥いでから核を攻撃するかな?

 まあ単身ならだ、出来れば一人で相手はしたくねえな、メグミと一緒に足を切って動きを止めたら、サアヤに魔力を吸ってもらって休止状態にして、その後皆でタコ殴りが良いなあ出来れば」


「ふう、本当に嫌になるわね、貴方もそっち側よね、あの鉄の塊を切り飛ばすの前提なのね。それに複数人でもそれなのね、ねえ、気が付いてる? その方法が使えるのは貴方達のパーティ位なのよ?

私達なら複数人で足元に穴を空けるなり、泥沼を造るなりして今回と同じように足を止めて、その後炎系魔法や光系の魔法を安全距離から関節部に滅多打ちして溶かし溶接して完全に動きをとめてから、胸部の装甲版を溶かして核を露出させて爆発系の魔法でで核を砕いてって感じね。

中級6人パーティを4つ以上出来れば6つは欲しいわね、それで多分倒しきるまでに1時間以上かかるのよ」


「アキの作戦に私も同意するわ、その位よね、そもそもあの鉄の塊を切ろうとか砕こうとか思わないのよ普通の人はね」


「けどよ? あれ魔方陣とか魔法回路が仕込まれてるんだろ? 殴ればそれが壊れて重さに負けて自壊するんじゃねえのか?」


「それが普通の人には無理なのよ、自覚しなさい、ねえヒトシ、貴方はアレに切り掛かれる?」


アキがヒトシに問いかける、


「冗談でしょ? あんなのに切りかかったら武器か腕が壊れますよ、俺達もアキさんの作戦で行きますね」


「ちなみにノリコちゃんはアレに殴りい掛かるの?」


「うっ、すいませんお兄ちゃんの作戦に頷いてました、多分殴りかかって、砕いてたと思います」


「砕けるのね? アレを? あなたも相当よね、サアヤちゃんは?」


「そうですね私は魔法で砕いていたかと、分解系や振動系で粉砕出来ると思ってました、まあダンジョン内だと他への被害が気になりますが、地上なら最悪爆裂系で吹き飛ばそうかとも思ってました」


「完全に砕けるの?」


「いいえ、でも先ほどタツオさんも言ってましたがある程度壊せば自壊するでしょうし、完全に砕く必要は無いかと、爆裂魔法はクレーターが出来るほどの威力ですから、原形はとどめて居ないでしょう」


 サアヤが話していると扉が開いて顔をボコボコにされたナツオを先頭に、捜索に出ていた女性陣が部屋に入ってくる。


「おや? 何か雰囲気が重いね、何かあったのかい?」


 お前がどうした? と聞きたくなる顔のナツオが聞いてくる。


「いやあんたの方こそどうしたんだその顔は、ボコボコじゃねえか」


 敢えて皆が突っ込まなかったのに、気にすることもなくタツオが突っ込んだ、


「ああ、これはね、捕まって抵抗したらボコボコにされてね。無念だが記録魔法球を差し出してしまったよ。そして渡した直後に砕かれてしまった、全く残念だ。すまないね諸君」


「いや先輩そこまでやってくれれば十分だ! やっぱりあんたは男の中の男だぜ!」


 ヒトシ以下男性陣が感動に咽び泣く、女性陣はそれをゴミを見るような目で眺める。


「とまあこっちは残念な結果に終わったが、こっちはどうしたんだい?」


 ナツオがその痛々しい顔で聞いてくる。そこでアキが重い口を開き説明し、エミが補足していく。聞き終わるとナツオは、


「ふむ、まあプリムラ様達が正しいね、今回は僕たちも判断ミスをしたし少し反省しよう。但し此処までだ。そこまで僕たちが落ち込んでも仕方がないよ。良いかい? 僕たちは多少のミスはしたけど可能な限りの最善は尽くした筈だ、結果も悪くない。ここから先は上層部の仕事だ、僕たちが悩んでも仕方がないよ。

 アキもエミもフラン様に言われたんだろ? もっと顔を上げて、胸を張れ、それがリーダーの役割だ。今日はここまでだ、一度宿に戻ろう、汗を流して着替えたら、その後みんなで集まって打ち上げだろ? 気持ちを切り替えよう。

 メグミちゃん、やけに大人しいね、良いかい、君が悪いわけじゃないんだ、君には才能がある、それを今回は悪い方向で周りが頼りにし過ぎただけで、何も君たちが悪いわけじゃあない。

 思うところが有って反省するのは悪くない、けど切り替えが大事だ、今夜は僕らがご馳走するから、君達も是非おいで、そして楽しく騒ごうじゃないか?」


「あんた結構まともな事言うんだな、見直したぜ」


 タツオが褒める、


「まあ伊達にこの中で一番年長ってわけじゃあないからね、それにミスなんて腐るほどしてきてるからね、この程度のミスなんてどうと言うことはないさ、何せ人は死んでいない、取り返しはいくらでもできるんだ、幾らでもやり直せる。

 こんなもので落ち込んでいたらこの先やっていけないよ? 取り返しのつかないミスに成る前に先輩がフォローしてくれているんだ、甘えようじゃないか、一人で生きているわけじゃない、皆で協力して生きているんだ、なら僕達は反省して、次に生かせばいいのさ?」


 メグミはスッキリとした顔で前を見ると、


「そうですよね、まだ何も終わってないし、始めてもいない、これからですもんね。よっし! 今日は飲むぞ!!」


「メグミちゃん、お酒はダメよ?」


「メグミちゃん未成年ですよ!」


  ノリコとサアヤが突っ込むと、


「分かってるわよ、ジュースを飲むのよ! ちょっと泡立ってて茶色くて苦いジュースよ!」


「だからダメだって言ってるだろ! お酒は二十歳になってからだ! 我慢しろ!」


 タツオが突っ込んで、そして笑うと、つられてみんなが笑った。

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