パタヤに沈没し、現地で生きるためにもがく人間たちのストーリー。

失礼ながら、ほぼノープランで日本を捨て、パタヤにそう長くいれないだろう、そろそろか?そろそろか?といつなったら、帰国し、乞食となるだろうと、嘲笑的に期待していたが、期待は裏切られ、作者たちは粘り強く、したたかで賢く、懸命に生きる姿、絡み合う人間関係は感慨深く興味深いものがある。
 私もアジア好きで興味深かったので読み始めたが面白く、一両日で読み終えてしまった。
 また、前半でスワイパー村についての記述もあり、知る人ぞ知る伝説の情報であり、その当時の雰囲気を知れる貴重な資料でもある。時が過ぎればパタヤ自体もスワイパーのように伝説と化す可能性もないとは言い切れない。だから私は引き続きアジアに行く。
 非常に興味深く、読みやすく、楽しい。最高評価とした。継続してあと100倍投稿してください。将来は出版でもしてください。フォローさせて頂きました。