第4話 これから

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくおねがいいたします。


2018年三ヶ日、ステキな休日となりました。

元旦は毎年恒例の山登り、そして初日の出。

一年の計は元旦にあり。

今年も良い年になりそうだ。



今日1月3日は1日かけて、坂本真綾さんの20周年記念ライブFollow meの映像を見ていました。


新年早々、泣きました。



坂本さんのライブはもはやコンサートです。

観衆もみんな行儀がいい。

サイリウムは基本的に持ち込まない。

飛んだり跳ねたりしないし、オタ芸もない。

坂本さんのなされるがままに、従ってしまいます。

坂本さんの言うこと、なんでもききます。

わたしたちは愚民どもです。

はい。



実はこのコンサート、生で見に行きました。当時は4回泣いたかな。


菅野よう子のピアノソロのさいごの果実、

どうしても菅野さんのピアノで歌いたかったというMC後の光あれ、

eternal return前のサプライズ、

そして、これから。



わたしが泣いてしまった理由は、きっと坂本真綾という歴史に対してだとおもいます。

20年も音楽活動を続けていると、出会いもあればわかれもある。

コンサート当時の坂本さんの今はそれまでの彼女が作り上げたものだと、おもいました。



このコンサートのMCで、坂本さんはこの20年を振り返ったとき、どんなにほじくり返しても後悔していることが一個もない、ことがわかってよかった、といっています。

もちろん失敗したことや間違えたこともあったけれど、それで新しいことを知ったりできたと。


ステキだな、とおもいます。



きっと、今あることに一生懸命取り組んできたからこそ、彼女の歴史ができ、人を感動させることができるのかなと、おもいます。



一方、わたしはどうだったろうか?

今までの人生で後悔することはあったのだろうか?


うーん。

わからないなあ。


でも、たぶん同じような道しか歩めなかった気もするし、ある意味、こうなる運命だったのかもしれません。

いまも貧乏だし、ちゃんとした定職にはつけていないけれど、たぶん最短距離で最高水準の恩恵を受けながら、今まで生きながらえて来た気がします。


少なくとも食べ物には苦労しなかった。

それは、何処の馬の骨とも知らぬわたしをなぜか可愛がってくれる地域近所のおじいちゃんおばあちゃんのおかげ。

あるいは、戦中労うために希望の食べ物を出兵する兵隊さんたちに与えていたというわたしの先祖の徳でもあるとおもいます。

わたし、徳を食い潰しちゃったかな?


でも、これから。

わたしが徳を積めばいいのかもしれません。

わたしの子孫のため。

それだけでなく、わたしに関わった人たち、世界の人たちのために。


誰かを支える人になりたい。

漠然としているけれど、

それがわたしの夢です。



それにしても、坂本さんのライブ映像、です。

今日泣いたのは、やはりサプライズのところ。あー、多分ことばで書いても伝わらないので、ぜひぜひ映像見てみてください。

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