巣立ち

背中に翼があること

気づいたキミが羽ばたいていく

ああ、もうそんなにも力強く

夜明けの空を見つめて


私に出来ることは何もない

ただ、黙って微笑んで

輝ける未来を祈ってる

そのくらいは許されるだろうか


祝福されるのが

当たり前と思っていた

遠い自分の幻と重ねて

おめでとう、と叫んでみる


声はキミには届かないけど

羽ばたきの音を

胸に刻んで


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