第2話 猫と名前

ちょっと前の話


「おーい、うめ、きなこー」

と餌をやるために猫をよんでみた。しかし2匹ともこない。

「あれぇ?今まで名前呼んだらすぐきてたのに.....」

ちょっと不信に思い家中探して見るといつものように爆眠してる2匹。いびき(的な何か)をかきながら........。

かわいいなぁ、冬だから寒いんだろうね。こんなに丸まって寝て。おまけに姉妹でくっつきあいながら。ただね、うめ、きなこの顔を蹴りながら寝ないの。きなこも蹴られて対抗せずに寝てる....。

ま、まぁちゃんと居るし異常がなかったからいいや。ここに餌をおいといて後から皿取りに行こっと......。


そう思ってリビングへ行って餌の準備をすることにした。

どうでもいいが、うちは猫の餌(鰹節)だけ棚の中に入れている。それ以外の餌(缶詰、チューブ)は普通に百均のかごにいれてる。

鰹節だけ隠すのは、前に鰹節を机の上に放置して外出したときに餌に飢えて野獣と化した猫たちがビリビリに袋を破って中身を散らかしてたことがあったから。

特にきなこがこれをよくする。何故かきなこは鰹節をだすと呪われたかのようにムシャムシャ食べる。そんなに好きなんだろうね。だからって鰹節の袋に穴を空けてムシャムシャ食べておまけに床にまき散らすのだけはやめて(泣き)


ヌコのためにかごからチューブのやつをとって餌用の皿をとった。皿をとるときにキーンとおとがしてしまった。そのとき、あんなに爆眠してたねこ2匹が猛スピードでこっちに走ってきた。

?

なに、コイツら餌=お皿の音で覚えてたの?おまけに俺の目の前で姉妹そろって「はよメシくれ」みたいな目でこっち見てくるし.....。

ま、まぁ動く手間が省けたし....。

そんなことを思いながら餌を皿にのせて猫の前においた。

(ガツガツくってんなー。どんだけお腹すいてたんだよ。そんなにお腹すいてたのになんで俺の声でこなっかんだろうか.....。)

猫ががつぐいしているなかで色々考えた結果が


自分の名前わかってないんじゃね?


と。

よくあるやつじゃん。ねこを2匹以上同時に飼ったことのある人はわかるはず。

片方の名前呼んだら違う方が来た、みたいな。

まさかと思って目の前でムシャムシャ食べる猫たちに

「うめー」

とよんでみた。

どっちもむいてくれない^^;   きなこも呼んでみたがガツガツ餌くってる。

あ、わかった、今はご飯で忙しいんだ!


その後、姉妹で「もう腹いっぱいだZE」の意味の毛ずくろいを始めたので再び

「うめー」

と呼ぶと、結局むいてくれない^^;


わかった、猫からしたら俺 アウト オブ ザ 眼中なんだ


と。


その後は猫に

「いいか、お前はうめだぞ。うめ!」

と名前を覚えさせようとしたが、結局今でも名前は覚えれてなさそう。


まぁ最近は餌の袋の音で猫を呼んだりすることが多くなった。猫からしたら

日本語なんてわかんないんだけどこの音=餌 この音=エサ製造機(俺)

みたいな覚え方でもしてるんじゃないかなと思う。


結論 俺=エサ製造機としか思われていない

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うちの3ヌコ物語(仮) 南方傭兵 @hoppouyohei919

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