第3話



それに俺が気づいたのは愛朱(あいす)が、家を出で5分ぐらいが立った頃だった。俺が、洗濯物を干し終わり、「もぉ、学校に行くか」と行こうとしている時


「ん?これって…..あ!愛朱の弁当だ!あいつ忘れたのか、そそっかしい奴だな。もぉ♡届けてあげるか♪」


俺は、しっかりと戸締りをして家を出た。


「ぴゅー♪ぴゅー♪」


ご機嫌よく口笛を吹いて歩いていると


「ヤッホー♪りーちゃん!おっはよぉ〜♪」


「あぁ、おはよって、朝から抱きつくなよ」


この朝からテンションがバカみたいに高いこいつは、幼馴染の南紀 麗華(なんき れいか)。見た目は、金髪のツインテールで外人の父と日本人の母のいいところを取っていてとても美人だ。勉強もスポーツもできる。ハイスペック少女だ


「朝からテンション高いな。よくも毎日こんなテンションで居られること」


「まぁ、ねぇ〜♪」


「はぁ…俺にもその方法を教えて欲しいね」


「教えてあげよっか?」


「いや、いい。それより、早く学校行こうぜ」


「うん!」


「なぁ、2年3組の教室ってどこだっけ?」


「ん?2年?えっと…3組はねぇ…あ!二階の一番ハジだよ!」


「わかった。ありがとな」


「うん!全然いいよ!そのかわり、頭撫でて!」


「俺、毎度毎度思うんだがな、この歳になって頭撫でてって。それに、親ならまだしも幼馴染にだぞ?」


「私は別に気にならないよ?」


「はぁ…わかったよ」


俺は、ヨシヨシと頭を撫でてやる。すると、ツインテールになっている髪がピョン♪ピョン♪とはねる。


こいつの髪どうなってるんだよ…..


「ほら、もぉいいだろ?行くぞ」


「えー、まぁ、遅刻しちゃまずいしね♪」


そして、俺たちはたわいもない話をしているうちに学校に着いていた。俺は、2組。麗華は、1組なので、クラスの前で別れた。


あ、そーいえば!愛朱に弁当届けなきゃな。えっと…二階の一番ハジっと。あったここだ!

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