ぎゃくしうの子豚さん達?

 おっきな友達、焚き火を起こし。

 子豚さん達、焚き火を囲んで歌って踊る。


「「「【ま~だかな~? ま~だかな~? も~い~かい?】」」」

「ま~だまだだゾウ」

 水を張ったバケツの傍で、消防団員ゾウさん焚き火の様子を見張ってる。


「「「【焼けたかな? 焼けた~? も~い~かい?】」」」

「まだみたいだ、ぅわう!? あっちちち!」

 焚き火の傍に居た警官わんわんぜた火花であっちっち。


「「「【も~い~かい? ま~だだよ~! も~い~かい?】」」」

 と子豚さん達、振り返る。


 そろそろ焚き火はくすぶって、ちろちろ、チロチロ、赤い色。


「ま~だまだ、モ~少し」

 頃合いを見計らって、ウシさん丈夫な手袋はめて、中から銀色取り出した。


 コロコロ、ころころ、一杯出てきた!

 皆でたくさん分け合って、子豚さん達、熱々焼き芋頬張ほおばった。


「あちちっ!」

「あっつい!」

「あっちっち!」

【あちゅい!】


 熱くて熱くて食べられないと、子豚さん達こまっていると、ウシさんミルクで冷ましてくれた。


「子豚さん、子豚さん、ところで、後ろのお~かみさん達の分は?」と聞くと、返事は・・・


 一匹目の子豚さん「だめ!」 カンカンです。

 二匹目の子豚さん「有罪ゆ~ざい!」 おこっています。

 三匹目の子豚さん「有罪ぎるてぃ~!」 ・・・うらんでいます。


 とほほな様子のお~かみさん達。食べ物の恨みは怖かった。


 四匹目の子豚さんだけ遅れて【・・・みるきぃ~!】


 みんな揃って、それは・・・ナニ!? と振り返ると。


 四匹目の子豚さんだけ、ちゃっかりお~かみさんの膝の上。ちっちゃなお口をお~きく開けて、焼き芋が来るのを今か今かと待っている。


 【みるきぃ~=甘えさせてくれたら、ゆるしてあげる~!】 まだまだ甘えん坊です。


「「「あ~! 僕も私も!」」」


 子豚さん達、み~んな揃って、お~かみさん達のふところに飛び込んだ!



 お~かみさん達、お腹いっぱい食べられないけど、胸は一杯に膨らんだとさ。


ちゃんちゃん

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四匹の子豚達? トータス @tortoise

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