7月31日「ひめはじめ」木谷椎

 おれの小説の総文字数は19331。後700字程度かけば2万に達する。

 かつて2万以上のレポートの課題が出たときは400字程度の読書感想文で苦戦しているのに、出来るはずがないと思っていた。だがおれは資料を集め、精査し、まとめたとき自然と2万を超えていた。書こうと思えばもっとかけたように思えた。

 今回は資料を集め、精査しというわけではない。ただ日々の記録とエロマンガについてまとめただけだ。それだけで2万を超えようとしてる。やはり好きなものについて書くという行為は楽しいのだろう。特に苦も無くかけてしまう。もしも読書感想文にエロマンガの感想を提出できたら、アッサリ400字なんて超えられただろうか?夏休みの読書感想文というわけではないが、今日もエロマンガについて書こう。


 木谷椎「ひめはじめ」


 木谷椎先生はオレの好きな漫画家の一人だ。この人が描く漫画は当たりか大当たりしかない。今回については……大当たり!……というかやけに印象に残る話が多い。エロいだけじゃない、魅力的な話、または衝撃か。たぶん衝撃のほうが強い気がする。まぁ衝撃を受けながらもやることはやるんですけどね!


 まずは表紙を見よう。ショートの黒髪に、可愛らしいりぼん、大胆にはだけた美しい着物と、秘部に張られたお札、そしてあどけない幼い瞳ととろけ顔

 詳細なものは各自DMMなりなんなりと用意してもらうとしてロリものだねー

 オレはエロければ、内臓飛び出てたり、スカトロだったり、しなければ大丈夫なタチだけど実際どうなんだろうねぇ

 とりあえずそんなこんなは置いといて話に移ろう。ちなみに表紙の女の子の話はエロいけど今回衝撃の受けた話ではないよ


 最初の話Lo-Fi

 この話ねー、読んだときにちょっとゾワっていうか本当にありそうな感じを受けたのよ

 小〇生もののイメージビデオ買いにいたけど、最近は規制がきつくて、新しいのがないと言われる主人公。だけど店員さんから1通の手紙を渡される。

 中身は女の子の写真と一文


「この子と皆で、あそびませんか?」


 それに返信をだすと、次は女の子の内容が届き、それに返信すると、更に新しい内容が届く。初体験や経験人数といった過激な内容になりながら。

 最後に参加条件が届く、条件は今までの手紙とお金。

 指定されたところにつくと、主催と他の参加者たち。参加には電子機器禁止で、服も下着1枚と撮影が出来ないように徹底している。

 ここから小学〇がねっちこくみんなに遊ばれるわけだが、今回はこれがメインではないのでな。各自買って確認するように


 コトが終えた後手紙を燃やしながら立ち話する主催者と主人公

 ネットではなく手紙を介したやりとりだから最後は燃やせば安全、そして手紙という手間のかかるやりとりだから、そういうのに耐えられない人物は参加できないという壁

 おまけに何も残らないから女の子が来る勇気を出してしまえたと……

 主催者は、次の集まりは別の場所、別の人が来るため、もう会わないだろうと告げ、主人公に新しい手紙を渡し、この物語は終わる


 この話を読んだとき本当にありそうな感じ、都市伝説的なノリに惹かれてしまった。話の部分は当然ながらエロの部分より圧倒的に少ない。だけどエロと同じくらい衝撃があった。アナログな手紙という手段だからこそできる、燃やして終わり。これがスキ

 妙なリアリティがゾワっとさせるね。


 この「ひめはじめ」にはほかにもゾワっとさせる話がのっている

 まずは「れんあいげーむ」

 小〇生と一年間関係を持ち、卒業と同時に別れる先生、この先生の関係を持つまでの過程がネットリ描かれており、ゾクゾクさせる。普通ヤるまでの過程って結構簡略化されてる作品が多いから徐々に近づいてくのに真新しく感じるねぇ

 先生のちらりと見える心の隙間も、話のオチも結構好きなんで見てほしいね


 ゾワじゃないけど切なさがいい感じに心に来る「お金じゃ買えない」もいいねぇ

「さいみん」は女の子のデザインが好きだねぇ。そして物語。親を亡くし失語症になった女の子を催眠術によって、治療するのだが、その中で暴かれる女の子の闇がいい。

 けして闇は一つだけじゃない、深さがね……


 闇とかゾワっとか推したけどヤって終わりな簡単な話もあるし、闇もトラウマを植え付けるとか心をえぐるとかはない。レベルとしてはちょっとした塩コショウみたいな感じ。読んでも安全、たぶんね☆

 木谷椎さんはキレイとカワイイの塩梅がいい感じの人なんでもっといろいろな人によんでもらいたいねー


 ――――


 俺は1800字かいた。読書感想文400字など楽々超えた格好だ。やはりエロマンガについて書くことはスキだな。とはいっても今回あらすじをまとめただけのかんじになってしまったが。こうあらすじをまとめただけも読書感想文らしくていいか。ひとまずこれで夏の宿題は一つ終わりだ。

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