第355話

『しゅ、趣味のワケないでしょ!

 ! どこの世界に、

 好き好(この)んで警察に

 捕まるヤツがいるンですか!』


「知るか~~~!!」

 姫乃は、突き放したように、

「ニノッチが、どんな

 趣味かなンて、興味ねぇンだよ

 ! 私は!!」


『はぁ~……、そうかも

 知れませんけど、姫~……!!

 頼みますよ!助けて下さい!!

 』


「ったく……! ッで、今、

 どこにいるのよ!?」

「拘置所です……!」


「え~~~~?また~~~??」

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