第271話
姫乃の先導で、オレたちは、
ある議員事務所を訪れた。
ノックをし、返事も待たずに
ドアを開けた。
「宜しくって!?」
「え!?どちら様でしょうか?」
女性秘書は目を丸くしていた。
「キララ姫乃よ!先生は、
こちらかしら!?」
「あ、ちょっと……」
秘書の制止も省みず、姫乃は
勝手にドアを開けた。
部屋の中では男が机の中の
モノを整理していた。
「なンだ!?キミたちは……?」
「初めまして!先生!!
キララ姫乃です!宜しく!!」
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