第270話
姫乃の言う通り、大物代議士の
第一秘書と名乗る中年の男に
案内され、堂々と議院会館の中へ
入った。
「オジ様は元気かしら!?」
「はい。姫乃先生に、宜しくと
申してました。」
「フフン、じゃ、後で
連絡するって言っておいて!!」
「はい。わかりました。では……
!」
第一秘書が去っていった。
「っで、ど~すンだよ!」
オレは心配になって訊いた。
「大人しく着いていらっしゃい。
」
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