第162話 百目鬼《どうめき》仁義

「中、見せてよ~❗❗❗」

 姫乃は部屋へ入ろうとした。

「ちょっ、ダメだよ」


「大丈夫よ! 私、50人くらい筆下ろししてんだから~❗❗❗」

 おいおい、それって、イバって言う事か。


「別に……、オレは❗❗❗」

「こういうトコ、馴れてンのよ。キモい童貞バージンキッド相手に、ね!」

 姫乃は強引に入った。

「ちょッと……」


 室内を見回した。振り返ると、

「あら、民々党員なの~!?」

 ドアの裏に民々党の百目鬼どうめき仁義議員のポスターが貼ってあった。




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