第150話
「別に、何も話す事はないわ。」
冷たい態度だ。
ヒゲ面、押川のお目当ては、
若手刑事の冨田の方だ。
「麻美さんから、ラインが
来たンですね!?」
冨田の質問には、
「そうなの。麻美ちゃんからぁ!
」
笑みで応えた。
解りやすい性格だ。
どうやら、美女は二人とも
形無しのようだ。
事情聴取は、冨田にお任せだ。
「麻美さんの知り合いの中で、
ピースサイン、もしくは、数字の
『2』に関係する人を知りません
か?」
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