第138話 必殺、お色気攻撃だ

「これは、違うって、前日に、

麻美と揉めた時に~~~!」

 ニノマエはガラスにヘバリ付いて喚いた。


 堪り兼ねたのか、年輩の警備員

が立ち上がった。

「あのねぇ~!キミたち、

ここで捜査会議をされても

困るンだけど………!!」


「はぁ……。」

 確かに、その通りだ。

 壁じゅうにペタペタと写真が

貼ってあった。


「それに、時間だって、もう

ないでしょう。」


「すみません。」

 オレと冨田が頭を下げた。

「あと、少しだけ、続けさせて

下さい。」


「ねぇ~、オジ様~!」

 姫乃の必殺、お色気攻撃だ。

 太もも全開だ。

 オレは、ゴクリと生ツバを飲んだ。

 


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