第137話 DNAが
《強姦したのは、ニノっち、
やろ~❗》
ナポレオン。
「オレは、ヤってねぇ~よ!」
ガラスの向こうでニノマエが
喚いた。
「だいたい犯人は、そう、
言うのよねぇ~。」
メグは、冨田に腕を組んだ。
冨田は、苦笑いした。
「犯人じゃなくたって、そ~、
言うだろ!」
ま、ニノマエの言う事も確かだ
。
「ですが、ニノマエ君が容疑者と
して捕まった最大の理由は、付け
爪に残された皮膚片のDNAが
一致したからです。」
冨田が、メモを読んだ。
「え?」
一気に、全員がニノマエを
疑いの目で見た。
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