第131話 押川正巳

「ゲイなのね!」

 姫乃が、ズバリ応えた。


「え、ゲイ………?」

 そうか!

 同性愛者なのか!!


「ええ、だから、彼に女性を

強姦する事は出来ないンです!」

 冨田が説明した。


「う……!」

 ニノマエは、ショックを隠せない。

 犯人だと思った男の容疑が

晴れてしまったようだ。


「ですが、ゲイだから、強姦は

しないだろうと言う事を逆手に

取ったのでは……!?」

 姫乃は諦めない。


「ええ、もちろん、彼、

押川正巳の容疑が、全面的に

晴れたワケではありません。」

 写真のヒゲ面の男を指で差した

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る