第7話 1ヵ月ぶりの最弱クラス
ザ「うっ……」
気がついたザタンは体を上げようとするが瓦礫を背中に受けたせいで激痛が走り起き上がる事が出来ない。
エ「ザタン君……?目が覚めた……。うわ~ん!!」
エピスは突然泣き出してザタンの手を取る。
ザ「どうしたんだ会長!?」
エ「だって……だって……私のせいで1ヶ月も目を覚まさなかったんだもん……!!」
ザ「1ヶ月!?」
モーリスやパッツァも心配そうに来ていた。
モ「会長はザタンくんが目を覚ましたら謝るつもりだったのだが……」
パ「思ったよりザタンくんが気を失ってるんだからそうなるしょ」
ザ「あいつらは?」
モ「アーチさん達は授業中」
パ「もしこの速報を教えたら跳び跳ねてザタンにダイブしそうだから授業が終わるまで沈黙しておかないとね」
ザ「だな……」
ザタンはアーチ達の授業が終わるまで最強なりの回復術で自然回復するその間エピスが俺を介護してくれた。
そして放課後、モーリスやパッツァがアーチ達を連れてくるとエピスのように号泣した。
そのあとは俺にくっついて離れようとしなかった。
翌日、医師に学園の復帰OKサインをもらいアーチ達と一緒に喜びE組の教室に帰ってきた。
ザ「なんか昨日ぶりの気分だが正確には1ヶ月ぶりか……」
ザタンは教室の扉を開けるとワリンが涙をホロリと流しながらも笑顔で待っていた。
ワ「お帰り……」
ザ「ただいま、ワリン」
ザタンはワリンをハグした。
エ「さぁ、私たちも今日からこのクラスに入ることになったから紹介しましょうか」
モ「はい」
パ「もちろん」
ザ「まさかお前たち」
すでに察した様子のザタン
パ「僕たちワガット学園委員会」
モ「卒業までの期間」
エ「E組の生徒指導をすることになりましたので、困ったことがあれば私たちに聞いてください」
エピスたちはかっこよくポーズを決めてどや顔していた。
エ「あっ、そうだ。あと君たちにも見てもらいたいものがあったのよ」
エピスはザタンに近づいて唇にキスをする
モ「ほう」
うっすら笑うモーリス
パ「会長!?」
ビックリするパッツァ
「あー!!!!!!」
アーチ達がエピスの衝撃の行動にビックリする。
ザ「お、おい……」
ザタンが1度引き離すもエピスはしつこく唇にキスをしてからエピスは戦線布告をかける。
エ「私、エピスはザタンくんのお嫁さんになります」
ア「うわーそれはないですわー」
ミ「会長だけズルいよ!」
オ「…………。」
ロ「ダーリンが浮気……」
ヤ「焼いても良いですか?ヒヒヒ……。」
ラ「挽き肉にしていいかな?良いよね?決定!」
ワ「私がファーストキス狙うつもりだったのに……」
エ「ハッハッハ!悔しいならかかってくるが良い!」
ザ「ちょっと!お前ら落ち着け!!」
モ「なんだか騒がしくなったなE組も……」
パ「そうだな、昔とは違って成長したと言うことになったんだな」
ザタン達のじゃれあいを見ながらうなずくモーリスとパッツァであった。
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