第5話 Eランク中二病vsAランク中二病 1

アーチとオリマは控え室でザタンたちの観戦をしていた。


ア「はぁ……。ザタンくんの役に立てなかった。私情けない……」


オ「大丈夫気にしない。ザタンくんならそんなことで言ったりしない……」


アーチとオリマは祈るばかり、ザタンはヤルルと組み、エピスと対決、ロージはパッツァと、ライナとミッドはモーリスと戦っている。


ミ「イヤォウ!!」


モ「ウルフか……。少々厄介かな」


ミッドのパワー溢れる攻撃を防御をしながらも冷静に考えるモーリス


ラ「リバイド」


黒っぽい火の玉魔法をライナが放つが回避するモーリス


モ「あの娘厄介な魔法を……。仕方ないなそろそろあれを出すか」


モーリスはミッドから距離をおき不思議な踊りでミッドの動きを止める。


ラ「な……なにあの踊り」


ミッドは虚ろな表情


モ「この踊りが効くとはさすがはEランクと言ったところか……。ミッド、ライナを攻撃しなさい」


ミッドに踊りが効いてしまいモーリスの命令でライナに攻撃する。


ラ「な!ミッド何してる!」


ミ「…………」


ラ「操られている……?」


モ「そう、私の踊りは魔物なども魅了出来る踊りの持ち主、相手の仲間1人をあやつる事が出来る」


ラ「何……!?しかしこの勝負ミッドには悪いけど……。悪空波!!」


悪の衝撃波でミッドを吹き飛ばしてダウンさせる。


審「ミッドダウン!」


ミ「ハッ!私操られて……」


気がついたが自分がダウンしたことに気づいて退場していくミッド。


モ「フッ!」


ラ「おのれ……。私の友達を操ってそのうえ私に攻撃させるなんて……許さない!」


モ「悪いけどあなたも操らせてもらう」


モーリスのまた不思議な踊りで今度はライナは虚ろな表情になる。


モ「ちょろい、ちょろいぞEランク!何が最強だ?口だけだな。ライナ、あの雑魚剣士ザタンを倒してこい」


ラ「…………」


モ「どうした?ザタンを倒してこい!」


ラ「魔迅拳!」


ライナの属性パンチ攻撃がモーリスの腹にクリーンヒットする


モ「グハァ!何故だ!?何故操れない?」


ラ「お兄ちゃんだけは死んでも傷つけるもんか、命令する相手間違えたな」


審「モーリスダウン!」


エ「何!?モーリスが!?」


ザ「オラァ!どこ見ているんだ!?」


ヤルルの召喚してもらった羽の生えた馬に2人で乗りながらエピスに剣攻撃するザタン。


エ「おっと!危なかった……」


地面を変形させて防御するエピス


パ「あのモーリスがやられるとは……」


ロ「オラァ中二病!!」


パ「クッ!無駄ァ!」


中二病のセリフは戦いながらもブレないパッツァ


パ「フン!」


ロ「どわっ!」


パッツァの回し蹴りで怯むロージ


パ「これで終わりだ!」


ラ「魔王の舌!」


パッツァの攻撃を受けそうになったロージを魔法で引き寄せるライナ


ロ「ライナちゃん?助かったよ」


ラ「この魔法1日1回使えないんだから感謝してよ?」


パ「クソォ!もう少しでキル出来たのに邪魔してぇ!」


ラ「何かお前とは同じオーラを感じるな同族か?」


パ「お前みたいなダークデンジャラスとは違う」


ロ「やれやれ……」


2人のタイプが意外にも一致していて呆れるロージであった。

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