第2話 最弱の妹

ワ「ルンルンルン♪今日はザタンと楽しいデート♪」


スキップしながら鼻唄を歌うワリン


ザ「ワリンとのデートは悪くないんだが……。なにやってるんだお前たち?」


ワリンは気付いていないが、アーチ達が変装して尾行している。


ア「決まってます。先生とザタンさんが一線を先に越えさせないための監視です」


アーチの言葉にうなずき私たちもそうだよアピールをするミッド達。



ザ「やれやれ……」


ワ「ねえザタン、あれ美味しそうだよ食べよ?」


ザタンはこのあとワリンに着いていき遊園地や水族館などでデートしてあっと言う間にあたりは真っ暗になって現在公園のベンチにて2人きり状態だ。


ワ「2人きりね……」


ザ「そうだな……」


尾行中のアーチ達はいるのだがとりあえず話を合わせた。


しばらく沈黙が続いたがワリンから口を開いた。


ワ「私ザタンとこんな関係になれるなんて夢みたい」


ザ「なんだよ。そんなに俺みたいなやつとデートしたかったのか?」


ワ「うん」


ザ「そうか……。すまない」


ワ「なんで謝るの?」


ザ「だってよ。もっと俺の正体を早く教えてあげれば良かったんだが……」


ワ「ううん。お陰で退屈はしなかったし、私の株をあげてもらった原因もザタンだしね」


目をそらした先にヤルルがプラカードをあげて「キスしてください」とプラカードを見せる。


(アホか!出来るわけないだろ!!)


ザタンは心のなかでツッコムとワリンが口を開いた。


ワ「ねぇ、ザタン。キスしよ?」


ザ「はぁ!?」


ワ「私も言ってなかった原因でキスしなかったのもあるだろうけど私は言うわ。ザタン、あなたが好き。私とキスして……」


目をとじてキスを待つワリン


アーチ達は何故かワクワクしているので、逃げたら負けだと覚悟してワリンにキスをしようとするザタン。


「お兄ちゃん危なーい!!とりゃ!」


突然クロスチョップでキスを阻止されて妨害される。


ザ「グッフォ!」


ザタンは吹き飛ぶ


ワ「ザタン!?何よあんた!」


「うっせぇババア!私のお兄ちゃんにキスしようとするな!」


両手から黒いオーラを出して戦闘体制


ワ「バ……ババア!?私とザタンのキスを邪魔した罪重いわよ?」


ワリンも構える


ザ「やめろお前たち!」


「あっ、お兄ちゃん」


キラキラと目が光っている


ワ「ちょっとザタン、何この子!」


「フン、お兄ちゃんにきやすく話すなババア!」


ザ「こらライナ、ワリンに向かってババアとはなんだババアって!ちゃんと説明するんだ」


ラ「はーい!私はお兄ちゃんの永遠の妹ライナ」


ライナ 魔族 能力→黒魔術の威力が全て高くなる


ワ「あー!思い出した!あなたザタンの妹!」


ラ「フン!やっと思い出したかババア」


ワ「だからババアって何よ!」


ラ「あ?コラ!!」


2人のことは止められないのでほおっておいてザタン達は学園に戻った。

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