もーきん ずばばばばーん!

作者 柚緒駆

16

6人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

鳥たちが服を着、言葉を話し、道具を使い、文明を担う世界。
猛禽のハートを持つワイルドなウコッケイ、圭一郎(通称もーきん)。
世界に疑問を持ち真実を知りたいと望むヨウム、夢一郎。

同じ高校だけれども喋ったこともなかった少年二人が、それぞれ。
この時代、この世界にそぐわぬものと出会ったことから。
大企業、警察、軍、カルト宗教、神。
世界の秘密を知る者、隠そうとする者。
手に入れようとする者たちの騒動の渦中に巻き込まれる。

スピンオフである『推理する翼』から来ましたが。
いやあ、この世界の成り立ちは、こうなっていたのか!

自分たちが「一割」であることを知ってしまったら……。
悩みますよね。
だからといって、今の社会を壊すこともできませんよね。
これは、重い。

凄い話でした。

★★★ Excellent!!!

 ダック探偵が活躍する「推理する翼」と世界を同じくする物語ですが、趣がまったく異なるこの作品。読んでいてハラハラドキドキ驚きの連続でした。すごいなあ、どうしたらこんな話が思いつくのだろう。

 登場人物もみんな面白いです。私が好きなのは犬の『彼』やカラスコンビ。いちばんはもーきんですね! ウコッケイなのに俺は猛禽だぜとか嘯いちゃう。こういう漢な男の子は創作の中でも最近とんと見かけないので嬉しくなりました。

 ほのぼののどかだと思われた鳥社会の暗部と真実が明かされる! 皆様もご覧ください。