宿舎に戻りマサムネに電話をいれ、父の情報長官と一緒に宿舎に来るように言うと、直ぐに父を伴っていきますと電話を切ったのです、

宿舎に戻りマサムネに電話をいれ、父の情報長官と一緒に宿舎に来るように言うと、直ぐに父を伴っていきますと電話を切ったのです、程なく呼び鈴がなり、KURUMIが安全ですと、

ロクックをはずすと、二人が部屋に入って来たのです、王女様お久ぶりですと挨拶するのでスケタケ長官元気ですかと握手をして席を勧めたのです、KURUMIがアームでコーヒー、

を差出し、


KURUMIの入れたコーヒー、美味しい、美味しいというので、スケタケが一口飲みこれは美味しいというと、KURUMI嬉しい、嬉しいと言ったので、皆で笑ったのです、実は長官に頼み、

があるのだが、ご存知の通り先のオリオンとの戦いで彼らは破れ、国防大臣の首は皮一枚で繋がっている、今回手柄を立てさせてやろうという訳だ、わが連邦はペルセウスとの戦いに、

大勝したため、


うかれてペルセウスとオリオンに侵攻しその傘下にある星を開放すべきだとの声が上がっており、軍内部にも不穏な動きがあるこれを鎮静化するためにオリオンと取引したいスプリ、

アンス中将と国境近くで会談を段取りしてもらいたい、その前にわが連邦がいよいよオリオンのアンタリー星に侵攻するらしいと情報をながして欲しいのだと言いい、その海戦で、

スプリアンスが我が艦隊を撃滅すれば、


大手柄だ防衛大臣の首もつながる、一方わが連邦の過激派どもも敵の底力に恐れおののいて、過激論は消えるというわけさ作戦を説明したのです、幽霊艦隊の事は知っておりますと、

スケタケ長官が言うと、マサムネが僕は知らなかったというので、スケタケが身内といえど軍機機密を教えるわけないよと言ったのです、わかりました早速実行しましょうと承知し、

たのです、


マサムネが私の役目はと聞くので、今回の侵攻で第二機動部隊の駆逐艦隊を借りたいのだ、その中にグレス大佐の艦隊を含め500隻で同行してもらう、何のためですかと言うので、

奴に手柄を立てさせる為といえば必ずついてくる、奴には我々の幽霊艦隊が粉々に吹き飛ぶところを見させるのさ、奴の事だグレス卿と一緒に私の失敗を宣伝してくれるだろう、


そうすれば今回の騒動も治まるというわけだと笑うと、マサムネがなるほど王女様の手のひらで踊ってもらうわけですね承知しました、よけいな事をしないよう、よく監視しますと、

いい、敬礼して宿舎を後にしたのです、5人の幕僚を呼び作戦を説明し、ユキムラ大佐に本当に敵にやられたように幽霊艦隊を見せかけてくれと言うと、まかしておいてください、

宇宙海戦映画のようにリアルに見せますと喜んでいたのです、


数日経って情報長官からスプリアンスが了承したがあくまで非公式であり、軍艦ではなく一般の商船上での会談で護衛をつれず先の補給船団の領域に5日後に来られたしという、

事です、あくまでも敵の領域での会談が条件であり、オリオン連邦は一つの無人の星も割譲はしないと言っていますというので、了承したと返事すると、侵攻情報をリーク、

した為イーグルをはじめ我が連邦は大変な騒ぎになっています、


またオリオンでは今回は絶対負けられないので、先の海戦で王女の戦略をつぶさに見たスプリアンスを指揮官に任命するとの噂ですが、実は王女をおそれて誰も迎撃指揮官になりた、

くないとの事ですと笑ったのです、了解しました4日後には商船で出発会談場所で待ちうけますと電話を切ったのです、


幕僚を呼び会談の日時をしらせ、今回はユキムラ大佐とナオ中佐のみが同行する、幕僚みんながいなくなっては不審がられる、私は風邪を引いて寝込んでいる事にしてくれと頼んだ、

のです、4日後に商船に乗りシリウスに向かいその日のうちに着き、基地には寄らずそこに待機して明日の一番でワープする事にしたのです、ナオ中佐が本当に一人で来るでしょう、

かと聞くと、


多分来るだろうといい、もし軍艦をつれてきたらこちらも幽霊艦隊をつれているというと、ユキムラがこの商船には1000隻の幽霊艦隊が載せてある、いざとなれば、それを敵前面、

に配置し我々は逃げるわけさ、敵が幽霊艦隊を攻撃すれば本物みたいに爆発するよと笑ったのです、なるほどそれで大佐を同行させたのてすねと納得していたのです、


翌日に朝一番にワープをしたのです会談は11時からですが、ワーブのエネルギーを充填出きる時間を計算して8時丁度にワープしたのです、空域には誰もいなく待っていると11時10分、

前に一隻の商船が姿を現したのです、オープンチャンネルを開くとこちらはオリオン連邦のスプリアンス中将です、ユメ王女の来訪を歓迎します、こちらに乗船してくださいという、

のでお招きを感謝しますと、


小型宇宙船に乗り商船に向ったのです、商船の船倉に入り宇宙船を降りると紳士が出迎え会見場に案内したのです、オリオン連邦軍のスプリフンスですと挨拶したので、ユコリン連邦、

ユメですと挨拶すると、席を勧められるので座ると、コーヒーを勧め、もし私が一人で来なかったらどうするつもりでしたかと聞くので、私の元にはいつも幽霊艦隊が護衛しています、


私が危機に陥ると即座に現れますよというと、なるほど、我が連邦の諜報員がいくら探してもみつからないはずだ、幽霊では見つかるはずはありませんねと笑ったのです、それでは、

会談にはいりましょうかと言うのでお人払いをといい、ユキムラ大佐とナオ中佐に出て行くようにいうと、スプリアンスも部下に出ていくように言ったのです、


スプリアンスが確かに先の戦いでは完敗しましたが和平の条件に一つの星も割譲はしませんというので、承知しています、実は助けて欲しいのです、前回のペルセウス軍との海戦で、

勝利した為に連邦が浮かれて、オリオンに侵攻すぺきだというばか者がいるのです、私は到底ユコリン連邦軍がオリオン連邦軍に勝利する事などないと思っているのですと言うと、


現に何回も勝利しているではないですかと言うので、局地戦の勝利は勝利とはいえません、総力戦では絶対勝つことはできないのです、そこで連邦の熱をさまし、他の連邦への侵攻、

がいかに無謀な事かを知らしめたいのですというと、なるほど、それでわが連邦はどうすればと聞くので、次回の海戦で芝居をして貰いたいのですといい、段取りを話すとそれでは、


勝ちを譲ってもらう事になり武人としての面目が立ちませんと言うので、面子のために大勢の人が死に大勢の貴重な物資が消費されるのです、軍人の役目は自分の所属する国家を守、

る為のものであり戦争をする為とか面子を立てるものではないのです、お互いの連邦の争いがなくなれば人々は平穏に暮らせるではないですか、しかし人は限りなき欲望をもつて、

います、


今回も我が連邦を守る為に戦ったのに、勝利すればこんどは相手の物を奪おうとする、なんと嘆かわしい事でしょうと言うと、王女の言われる通りです、我が連邦も前回の海戦に懲、

りて、ユコリン連邦には手をださないと国防会議できまった、矢先にユコリン軍の侵攻を聞いたわけですと言うので、それは私が流したのです、敵を欺くなら味方からといわけです、

というと、


まつたく王女も人が悪い両方の人間が本当だと思っていますよというので、だから今回の芝居は大芝居という訳ですというと、分かりましたこのスプリアンスが国防大臣に了承させ、

ます、王女の芝居の片棒を担ぎましょう、しかし幽霊艦隊が風船とは驚きました、言われてみれば一発の銃弾を受けた事もないですね、本物そつくりだから見分けはつきませんでし、

た、


いくら探しても見つかる訳ありません、まさに幽霊ですねと笑ったのです、それでは来月の5日に侵攻しますので、準備の程お願いしますというと、確かに引き受けました、それでは、

昼食の用意がしてあります、わが連邦はもともと北アメリカの移民の星です、牛肉の産地でした、王女は牛肉はと聞くので大好きですと答えると、それはよかったといい、ダイニング、

ルームに案内したのです、


皆が座ると、スプリアンスが残念ながら会談は物別れになった、後は戦場であいまみえるだけです、その時の武勲を祈ってと乾杯して食事に入ったのです、ユメは美味しい、美味しいと、

ステーキを食べるので、こんな可愛いお嬢さんに私は負けたのだというので、みんながクスクス笑ったのです、



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る