第106話 『かすみ燃ゆ』

 終わった……。


 終わってしもうたんや……はぁ……。



 あまりこういうことは書くまいと思っていました。エッセイでほかのカクヨムユーザーの方の話題なんて。ほら、角が立つでしょ。


 でもまぁいいや。

 だって別格だもん。

 もう私の中で特別感が半端ない。

 だから言わせて。


 終わってしまったんです、連載を追っかけていた坂水さんの『かすみ燃ゆ』。。。




 もともとはタグの『民俗学』とかそういうので見つけた作品です。

 私ほら、そういうの好きだから。なんか地名とかワードとかで柳田國男をびしばし感じる作品です。こりゃ読むしかねぇな〜って手を出しました。


 私、読みはじめても最後までいかないこと多々あるんですよ。

 途中で飽きてすっとぼけて忘れたりね。


 なのにかすみ燃ゆは追いかけたね。


 いや、ときどき止まったけど、それはほら、まとめて読むためにあえてだよ? わざとだよ。うんそうなの。好きなの私。



 その里の女は恋すると光るの。

 それもホタルみたいな白じゃないよ。

 個人差ありますの。赤とか黄緑とか橙色とか、そりゃバラエティに富んでるの。主人公は暗紫紅なの。なんだよ暗紫紅って。検索しちゃうよ妖しすぎだろこのチョイス最高かよ。


 そこでさ、主人公のかすみちゃんだよ。

 いや、ちゃん付けなんて出来ねぇよ。この人怖いんだよ。もう里人のことをみんな恨んでるの。みんな死ねって思ってるの。怖いの。でも里の人間じゃない夫の燈吾。こいつにだけめろめろなわけよ。そりゃもう溺愛よ。そして燈吾も燈吾よ。なんだよこのふたり。嘘だろってくらい相思相愛よ。なのになんだよ。運命がふたりを切り裂くんだよ。最初から最後までよ。なんだよこれ、なんなんだよおい、ふざけんなよ坂水さんよぉ!!!!!(怒り)


 とにかくすごいので読んでください。

 エロくて残酷で因習からんだ頭脳戦で知能指数がダダ上がりです。

 もうレビューなんて飽き足らずここに書いちゃったくらいの熱量ですよ。あれ、かすみ燃ゆのレビュー書いたのいつだっけ? はるか遠い昔の記憶の欠片だね★


 もうほんとにねぇ、好き。


 坂水さんは『あるはげた日に』で賞をおとりになってましたけどさぁ、いや読んだけど、でも私は坂水さんの本懐ってかすみ燃ゆ的なヤツだと思ってる。というか性描写あっての坂水さんというか(いやほんとに)すごいんですよエロい意味でなく。いやエロいんだけどさ。もっとこう、こっち方面の書籍化が早く決まらねぇかなぁ、そしたら小躍りして喜ぶのになぁ、と思う今日この頃ですよ。いや時間の問題だね。知ってるよ私は。買っちゃうよ。サインほしいなぁ。握手したい。その手を2ヶ月洗わない(洗え)ファンだよ私はよ。編集さん付いたらほんとに怖いものなしですよあの人。ちょっと「行ったり来たりしすぎじゃね?!」ってなるシーンあったんだけどさ、それは微々たる問題だから。ぜんぜん直せば無問題なレベルだから。はぁ、ほんと尊敬……。


 いま、スマホからポチポチ書いてるので、めんどいのでリンクは貼りません。私がフォローしてるからそこから探して? お手数おかけしてすみませんね。でもきっと時間の無駄にはなりませんから。覚悟決めてくださいね。


 一緒に地獄に堕ちましょう。ひひひ。

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