第90話 プロットは心得のようなもの
書きながら物語ができていくってことないだろうか。
「ごん、おまえだったのか」的な。
「え、あんたそういうかんじだったの?」的な。
思いもしないキャラが思いもしない重い設定にいつの間にかなっていて「あれまあ」となることがとっても多い気がするの。プロット通りにいかないせいかしらん。
今書いてるやつも、まさにそんな感じになってきている。え、お前そんな大層なもん背負ってたの? え、どうすんの? そんなつもりで書いてきてないから風呂敷たたむのめっちゃ大変なんですけど?!
どうせ書き終わってから一旦印刷する流れなんだ。前回もそうだったからわかるんだよ私。んで、印刷した小説見ながら最初っから書き直すんだよ。ちまちま直してくより、そのほうが絶対はやいってわかってるからね!
でも、いっちばん最初の小説って、そうやって書いていたなあ。
ルーズリーフに手書きで書いていた時代。パソコンなんて家になかったからね。
いちばん罫線の細かいルーズリーフ買ってきて、なるべく改行しないで、ちまちま書いては、また最初から書き直し……やってたなあ。手が真っ黒になったものさ。
そのおかげで、基本的な(本当に基本の)文章力は上がったと思ってる。
そしてあの経験のおかげで、書き直しにそれほど嫌気がささないのだ。
とりあえず最後まで書こう。
そっから書き直しだ。うん。
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