第82話 設定考えるの楽しすぎ

 最近思うことがある。


 ファンタジーを読む人とリアリズムを読む人って、そもそも求めているものがちがくないか?



 リアリズムの好きな人は言うのだ。ファンタジーだって面白ければ本になるよと。


 いや、それは半分当たってて、半分間違っている、と思う。そもそもジャンルが好きでないと、面白さがわからないって、ありますでしょう?


 分かりやすく言うなら下ネタだよ。

 どんなに面白くても、下ネタ自体に拒否反応を示す人には何が面白いかなんてわからない。そこに「ユーモアのわからない奴め」なんて文句を言っても仕方ない。仕方ないから下ネタのわかる人たちだけで盛り上がってればいいわけで。




 ファンタジー作品を持っていくと、渋い顔をされることが多い。


「なんかねぇ、設定ばかりに重きを置かれても……」


 どうやら、リアリズムを好きな人が求めているのはキャラクターたちの心の動きや物語の進行。そこからにじみ出てくるなにか、らしい。


 なにか、ってなんだ。


 いや知ってる!




 私の苦手な「文学」じゃねえの?!




 なるほどそっかー、いやわかったわかった、だからなんか話が食い違うのね、求めている部分がまず違う、だからこの人は誉めてくれてあの人からはけなされる、まぁよくあることだけど理由がすっきり見えてきた。




 私は設定考えるのが好き。


 既存のイメージをぶち壊していく設定とか大好き。だから顔が赤い天狗さんなんてださいと思っちゃうし、吸血鬼が十字架に弱いとか、なにそれ(笑)古い(笑)とか思っちゃう。仕方ないねダレン・シャン大好きだもんね。



 でもそういうイメージ壊してくる設定、あんまりよくないんじゃない? っと言われてしまった。




 ふふふ……そこで落ち込む私じゃないぜ!


 じゃあリアリズムで面白いの書いてやろうじゃねぇかー!!!


 基本ポジティブなんだぜ!




 でもそういうのって自分で書いてて楽しくないので、ときどき趣味の小説も書かないとね!


 そう小説って趣味ではじめたんだもの!



 そのためにカクヨムがあるのじゃよ。

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