第55話 ブラックでコーヒーとか飲めないよ
これは完全に独断と偏見によるものかもしれないんですけど、
日本人ってブラックユーモア苦手じゃありませんか?
先日笑点の歌丸さんが亡くなりました。本当に残念です。彼と円楽さんの毒舌やりっこは司会者になる前から好きでした。中でも記憶に残っているのがこのやり取り。
「はい、円楽さん」
「ばーか」
もはやただの悪口(笑)
円楽さん筆頭とするブラックユーモアが大好きで、いつも笑点を楽しみにしていたのかもしれない。笑点を見れば、「日本人はブラックユーモアが苦手」なんてちょっと言いにくい。
だけどやっぱり、思うんです。
なんだろう、真面目なんですよ、考え方が。
こんなふうに思っちゃうのは私がガチのブラックユーモア成分、イギリス人の本を読みまくったせいかもしれないし、我が家がブラックすぎたせいかもしれない。
だって私、育ててくれた継父と異父兄弟の妹と三人でよく「実の子差別ごっこ」とかしてたもの。
私が「あれ買ってー」と言うと、父はこうくる。
「やだ。だっておれの子じゃないもん。妹ちゃんには買ってあげるー♪ おれの子だからー♥」
私はしらけた顔でママに言う。
「はやく離婚しなよ」
「そうねー」とママ。
こんな感じだったけど超仲の良い家庭だったんですよ字面にすると怖いけど!!
そう、字面にするとなんか怖いの。
でもなんで怖いの??
楽しいんだよ? 実の子差別ごっこ。
でもこれ、「関係性」が大事なのかな、って思う。
歌丸さんと円楽さんだって、あのやり取りをみていれば「めちゃめちゃ仲良しw」とだれもが思う。仲が良いからこそのあのこきおろしだ。
私と父も、めちゃめちゃ仲がいいからこそ、あんなごっこ遊びできたのかもなー。
最終的に私が「じゃあいいや。実のお父さんのほうが金持ちだし」と言うとちょいとさみしそうだもの。(プークスクス)
ま、しゃあないよね。
血つながってないしwww
(はい、ここ笑うとこだよー!)
と、説明しても、いまいちみんな笑ってくれないんだよね。
みなさん真面目……。
あ、もしかして日本人かどうかって関係ない??
ま、いっか。
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