私は、生きている人間が一番怖いモノだと思っていました。 しかし、この作品を読んだら、その認識が珍しく揺らぎました。 誰しもが持っている心の闇。 その闇が、道徳・常識・理性――――全てを呑み込んでしまったら? 深淵を覗き込む覚悟がある方、この作品を読んでみて下さい。
面白半分で虐めを行う者は、きっと世の中には大勢いる。だが、それは時に大きな代償となって自分自身に返ってくる。もし今、軽い気持ちで誰かを虐めている者が居るならば、今すぐ自分の行為を戒めた方がいい。さもなくば、この作品のように恐ろしい出来事に見舞われるかもしれない。始まったが最後、復讐は止まらない。