第3話最後だと思っていた

俺は長期間散々いじめられまくった

優人があれこれ指示すれば誰だって言うことを聞く。権力だって能力だって全てにおいて上な奴だからな そう思っていた時に「ピンポンパンポン」と音が聞こえた。その音に続いて 俺の名前(桜庭りつ)が呼ばれた。俺が想像していたことはすぐにあたるだからもうわかっていた「ああ 退学させられんのか」ってね その予想は的中したこう言うのは大抵あたるものだと俺は少し心の中で笑っていた。まぁ俺も退学したほうが楽だしいじめられなくてすむから良いと思っていた辛いことからも抜けれるとそう思っていたんだ優人にもクラスメイトにも学校での顔見知り合いや先生にも、全てスッキリしたこんなの久々だと思い長い長い一本道をゆっくりと歩きながら夕日を見続けた。

「ああ やっと終わった」そう思い家に帰った瞬間に親が慌てていた何かに焦りを感じている様子が見えた。俺の家族は父 俺 弟(そら) だけだ。急にお父さんが言った「リストラされた」と 驚いたのは俺だけで弟は知っていた。 これからどうする何をすればいいと聞いてくるそんな状況から俺が退学したなんてのんきなこと言えない そして全てがぐちゃぐちゃになったんだ。朝ゆっくり目を開けゆっくり階段を下りリビングへ行くとテーブルの上に手紙がのっていた父から俺へだ。手紙の内容を見たら父が「ごめんなりつ 何もしてやれなくて俺は逃げたんだお前らをおいてどうにか上手くやってくれそこにあるお金でどうか頑張ってくれ 離れてでも りつとそらを愛している」と書いていた。これは予想できなかったさすがにおいていかれるなんてなとまた俺は心のどこかで笑っていた。そこにあるお金と言うのは手紙のとなりに置いていた10万円だけだった。俺は退学したしそらだけが通えば良い。俺はバイトを何個か入れなかなか家には帰ってこれなかった倒れそうでフラフラして今にも死にそうだと思っていた。家にやっとついた「ただいまそら!」と明るく俺が言ったリビングの中は真っ暗いや家中が真っ暗闇だったそらを探し見つけたそらは隅っこにいて泣いていた父の手紙を勝手に読んでいたんだそらは「俺も学校通わなくていいだから一緒に頑張ろう!お兄ちゃんがいてくれればいいから!」と泣きながら言っていた申し訳ない気持ちと悲しさと辛さが混じり混じって俺は泣いてしまった俺のせいで全部俺のせいなのにそらは関係ないのにこれから先どうすればいいんだ、と深く悩んだ。

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