No,10 『縛らないでよ』

近すぎたのかな

湿気にまみれた 記録的日々

何も言えなかった 僕を死ぬほど恨む


我儘な君が咲いた

その魔術を綺麗に束ねてさ

いっそ遠心分離機で 内側に集めよう

そしたら 許してくれる?


縛らないでよ ねえ 頼むから

縛らないでよ ねえ お願いだから

君の約束を ここで何度も噛むから

せめて許してよ


縛らないでよ ねえ 届いてくれ

縛らないでよ もう 最後にするから

神様もきっと 口笛を吹いてる

焼けるような想いを ほら 口に咥えて

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