●
考えた結果、保護を願い出た。
ユリカは薬で眠っている。かなり深い傷に見えたが、
「終わったら話を聞かせて下さい。気を付けて」
宗也さん達を見送ったわたしは車に戻った。
巫女姿の女性、
「送り届けたあとまた合流しなきゃだから、急がないと」
わたしのお尻を押すように車内に押し込める。
ちくりと。首筋に小さな痛みを感じた。
「え?」
振り向くと、環さんは小さな注射器を手に、
「手早く済ませないと、怪しまれるものねえ」
目が霞む。身体に力が入らない。
「これくらいの
見えない何かが車の周りを
環さんは帯を
END.9
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884676877/episodes/1177354054884676949
【クトゥルフ神話】虹色ジュブナイル【ゲームブック】 藤村灯 @fujimura
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