~~
「
「
「その代わり、関係のないこの子は巻き込まないで下さい。お願いします」
勇魚の目がわずかに揺れる。
「分かった。約束しよう」
「責任を持って保護者の元に送り届けよう」
にこやかな笑みを浮かべて男の一人に
「民俗学を研究してるっていう若い男の人が、資料館に滞在してるはず。その人のところに連れて行ってあげてね」
この場で信頼してキィを任せられるのは海斗しかいない。それは同時に私にとっても、ただひとりの頼れる味方と離れることにもなるが、いまはこの選択が最適に思えた。
巫女装束に
向かう先は境内の
本殿を素通りして宝物殿へ向かう。
深い。どこまで続くのだろうか。しばらく降りると壁は岩肌に代わり、気付けば洞窟の中を歩かされていた。
静寂の中、どこかから歌声のようなものが聞こえてくる。
辿り着いたのは岩壁の広間。昔なら松明が掲げられていたであろう場所に、照明が備え付けられ、辺りを照らしている。
奥の岩壁に、先程から聞こえる歌声の主がいた。
元は大きな魚だったのだろうか。7mを越える長い
「おや、あまり驚かないね」
充分以上に驚いている。わたしは
「これが
作り物のミイラだと疑う
本物の怪異に直面しているというのに、
「本当に、
「まだ先で構わないさ。あの方と私達とでは時間の感覚が違うよ」
不安そうな宮司の声に、伯父は鼻で笑って応えた。
「正気に戻られて、
伯父に
美魚に代わり、男達が素手でわたしの体中に香油を塗り始めた。
いつの間にか人数が増えている。革帯はわたしを縛るためのもので、あらわになった胸も下腹部も隠すことさえできないのに、ほんのわずかな
男達はすでに下帯だけで、一様に息を荒げている。体中を
拝島伯父は少し離れた所で椅子に座り、薄笑いを浮かべながら私の
肌を紅く染めた美魚は
恥じるよりもむしろ、美魚のことを
命じられるまでもなく、私は足を開き腰を浮かし、濡れそぼった秘所を晒した。
伯父の猛々しく
ああ、これでやっと。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884676877/episodes/1177354054884679785
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます