そういうオチかよ!

やっぱりこうなった!


 おれは正式に警察庁所属機関 スリーエスの正規職員となった。

 第七室の女共は全員が微妙な面をして、棒読みのおめでとうの嵐。

 こまゆちゃんだけはちょっとちがう

「玉吉さん、おめでとうございます!一緒に痴漢をどんどん捕まえましょう!」

 ごめん・・・こまゆちゃん・・・ぼく、痴漢と書いて、忍者と読むモノになっちゃったよ・・・

 初登庁の日にようやく、第七室の部屋の中でおれの専用の机が与えられる。

 なにもないはずの机の上に置いてある異物を見つけた。

「なんだこりゃあああああ」

 四角い顔の警察庁長官が入ってくる。

 おれは当然、その職名を表記するモノを突きつけて、事情を問うのは当然の権利だ。

「あーこれか。役職につけろとか言ってたからね

         きみは性犯罪対策班痴漢特化管理官に任命された。略して痴漢」

「ふーざーけるな!」 略すとこ、間違ってるだろうが!

「あーそれとな!」

 長官はおれに和紙でくるまれたような紙片を取り出した。

 そこに書かれてる題名は・・・恋文ではなく・・・果たし状だった。

「確かに渡したからな!わたしも命が惜しい!この件は警察庁はかかわらんからな!」

「・・・・・・」

 おれは呆然としていると、スリーエス第七室の室長渡良瀬冴子が入ってきた。

 そこに追随するどこかで見たことがあるJK・・・

「みんな!新しい研修生よ!この子はなんと、抜刀術の達人!麻陸楓ちゃんよ!」

「よろしく御願いします。御世話になります・・・」

 緑髪の少女はぺこぺこ、頭を下げながら、おれを見つけた。

 捕まった。日本刀の鞘を首筋に当てられた。

「わ・・・わ、たしのパンツをどこへやったあああ!」

 当然、聞くよね!


「スタッフが美味しくいただきました・・・・」


「喰っただと・・・・きさまああああ」

 まて!落ち着け!なんでそうなる・・・!


そう殺気みなぎるそれを避けるために、おれは飛び上がり、天上間近の壁に張り付いた。

逃げよう。

おれは壁づたいを頼りに必死で室内を脱出することに成功したのだが、しばらく、第七室の女性陣から、ゴキブリ呼ばわりされたことをここに記しておこう。


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小田急線のパンツマスター! @syamokaku

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