野球の特訓の基本は千本ノック!てぇ! スカートかよ!
じじいの宣言に近い、説教が終わって、わずか15分後に忍者になるための修行が開始された。じじいの屋敷はけっこう広かった。長い廊下を通り、玄関をでて、裏庭に回る。
ここが山の中だと一発でわかる。周囲は完全な森林地帯。
庭といっても、石が適当な場所に転がり、草が生え放題で、木の柵で囲まれた粗末なものだ。庭の真ん中にある巨木が象徴といえば象徴か。枯れているんだが・・・
巨木の枝に一本の縄が吊されており、その先に小さな丸太が縛り付けてあった。
「基本から、はじめようかのう、ほれ」
じじいは和服の懐から、赤い布地を取り出し、おれに渡した。
「スカート・・・だな・・・」
「おまえが朝、襲った桜ヶ丘高校の使用済みのスカートじゃ」
使用済みっていうなああ、盗んだのか!盗んだんだな!
「ちゃんと本人から許可もらったわい」嘘だな!信じないぞ
「ほれ、この丸太にスカートを穿かせるのじゃ」
神様仏様。わたしも堕ちたものです。今、丸太相手に女子高生のスカートを巻き付けています。少々、そのスカートの高さと長さについて、じじいの高説をたれるが省略する。
案の定、爺の台詞は予想できた。一回目は俺の耳を素通り予定。
「これから、スカートめくりを三千回行う!両手で1セット!」二回目。ぬわんだって?
「いっかい、めくってみぃ」
おれは渋々、その赤い布地を右手で軽く、はらりとめくってみる。
「ぜんぜん、なっとらんぞーーーーー」とうぜんじゃあああぼけえええ
手本を見せねばならんようじゃのう。と言いながら、じじいは右手をスカートの下にもぐりこませた。ぜんぜん、めくれてないぞ!
じじいは右手の薬指に朱肉のインクをつけて、同じ動作をやった。
スカートをめくる。たしかに丸太に触った後のようなインクの痕が残っている!
「スカートをゆらさずに・・・スカートの中に手をいれたのじゃ」
どうやって?さっき、スカートめくりといいましたよね?
あなた、昼間におもいきり、めくっていたじゃないですか。
「ゆっくりみせようかのう・・・まずスカートをめくる!スカートを手の甲で軽くはさむ!手の甲にスカートを感じながら、パンツに右手を近づけるのじゃ!」
できるかあああああああ!そんなことできるかー!
「これができないとパンツを奪うことなど、とうていはできん!弟子よ、いますぐやるのじゃ!」
「両手、交互にやって、身体を覚え込ませる!そして、見ないでやれるように!毎日、夜に練習するんじゃ!」
深夜に丸太相手にスカートを巻き付けて、毎日めくるんですね!
わかったよ!やりゃあいいんだろ!
おれはその変質行為を言われたとおりに、こなした後に眠った!成果はない!
丸太の股間だけ、みてた!揺らさないようにめくるなんて無理だろーー!
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