会議室
安全保障会議
新神戸駅からゴンドラ“新神戸風船ライン”に乗ってしばらく山を登ると、そこには、33階建のホテルと併設して、プール、能舞台、落語専用の寄席、伝説のアイドルグループ47が東京、仙台、新潟、札幌、名古屋、大阪、博多、で展開する各姉妹グループから若手を選抜し、1ヶ月泊まりで公演を行う小劇場がある。
そんなホテルの1階から15階はHAI社の社屋になっていた、ここからでもこうべの夜景はかなり綺麗であったが、高さ650メートルのタワーからの夜景は、まさに圧巻であった。
16階から33階はホテルで、その一室に、官房長官と防衛大臣が事務所を置いていた。
HAI社のCICは、人工知能システム「ヒカルシステム」に重大な異常が起こった時に対応する部屋で、提携する世界中のプログラマーと通じている。
アラームによって、236人のプログラマーが、配置に着いた。
「東シナ海の潜水艦を探して欲しい、詳細はニジンスキーから情報を送ります。」
高橋朱里が言うと、一斉に作業を始めた。
「総理、県警本部長が、もうすぐ来られます。海自のAIニジンスキーと、高橋准将がテロの人員配置と作戦を立ててくれましたが、いいかがでしょう?」
「警察権の範囲で、処理してはいかがでしょう?」
公安委員長が、言うと、石田総理がいつもの難しい表情で答えた。
「いや、これでいきましょう、海自に陸戦隊を創設した時に、テロ事案に対応出来るように、法改正もしましたし、王手警備会社とhero'sの皆さんが、600人も神戸市内に展開してくれてる事を加味すると、政府の本気度を内外に示す必要があると考えます。官房長官を現地対策室長として、防衛大臣と高橋准将で、万事抜かりなくお願いします。」
「 了解しました」
「ところで、彼らの核ミサイルは、どう対応するおつもりですか?」
外相が不安げに聞いた。
「ドラマとかだと、ミサイル撃たれて、日本政府の対応が後手後手になんて、展開なんだろうが、そうは、いかんよ。」
「敵基地先制攻撃ですか?」
「いや、それよりも東シナ海の潜水艦だろ。准将そちらの策はあるんですか?」
「防人艦隊に出動は、命じました。中国、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、ベトナム、インド、台湾の艦船が、東シナ海に向かっております。」
すさまじい数の艦船が、東シナ海に向かっている情報が、大型ビジョンに映し出された。
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