第25話小西 由佳子2-6

仕事が終わり、更衣室で着替えて事務所へ行くと今日は休みのはずの高谷が椅子に座っていた。



「あら高谷さん。どうしたんですか?こんな時間に・・・」


私の事を迎えに来てくれたのかな?

声をかけると・・



「いや・・・・別に・・・・。

小西さんお疲れ様」


すぐに目を逸らすと、視線は私の後ろの方へと向き



「お疲れ様、田中さん。

丁度近くまで来たから寄ったんだ~。

そういえば田中さん、歩いて通勤していたよね?

もしよければ家まで送るけど・・・・」


「えっ・・・・?」



クソ女の表情が一気に固まった。



「どうせ通り道だから、遠慮せずに・・・・」


「いや・・・・、これから友達と約束があるので・・・・」



やんわり断ると、逃げるようにクソ女は帰って行った。

ざまあみろ。

絶対に2人の関係を壊してやる。



家に着く頃、クソ女からメールが来ていた。

それに私は返信をすぐに打つ。



「危なかったね。きっとあぁいう手口で女を落としてくんだよ。

気をつけなくちゃね!」


送信っと。

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