第4話こくおう?なにそれ?おいしいの?

えーと?ミルクレープ??美味しいよね〜!!

じゃなくて、え?フォン?なんで異世界の貴族はほとんどフォンはいってんだよ!!

他にもなんか挟めるだろ!イギリスの「オブ」とか、フランスの「ド」とか、なんでドイツなんだよ!!

、、じゃなくて、今なんていった?コクオウ?

「コ、コクオウ??」

「ん、そうだ!俺は国王だぁ!!そしてアリスは第二王女だ!!」

「はぁー、そうよ、私はアリスフォーントじゃなくて、アリス・フォン・ミルクレープよ!」

マジでかい、、、銀髪美少女のお姫様か、

「そ、そうなんだ、、ですか、アリス、、アリス様、、、」

「あー、アリスでいいわ!あと、敬語いらないわ、私も敬語じゃないし、、」

アリス可愛い、、、

そんな時

「ぐぅぅぅう!!」

俺の腹が盛大に飯を要求した。

「あっごめんなさい」

「クスッ、クスクスッ、、アハハハハ!!あ〜ごめんなさい、おかしくって、クス、」

肩が激しく上下してるアリスを置いてバストが言った。

「んじゃ飯にすっか、シント!手伝ってくれ!」

「はい!今行きます!」

そう言ってついて行くと大きなイノシシがあった

「イノシシは任せていいか?」

、、、まさかこれを捌けと?この都会っ子に?

「ごめんなさい、さばいたことないんです」

素直にいった。バストは少し驚きつつ

「へぇー、その年の坊主でイノシシさばいたことないやつなんかいたんだな、、わかった」

するとバストは少し待ってろと言って部屋から出た。

あぁぁ!!イノシシと目があった!!怖い!!怖いよ!!!かぁぁさぁぁん!!!

俺が華麗に恐怖と戦っていると、外から悲鳴が聞こえて来た。

「キャァァァア!!」

「アリス!!」そう言いながら出ると剣を構えたバストと腰を抜かしているアリスがいた。

「どうした!」

「シント!!こっちへ来るな!!くそ!なんでこんな時に白狼が!!」

犬っころの死体とバルスが見つめあっている。

「いいからにげろ!!」

「それ、死んでますよ?」

俺が言うと

「へ??」「ふぁ??」

二人ともアホな顔していいリアクションだ!

気分がいいな!!

「ほんとに、死んでるな、、、なぜ?白狼はCランクモンスターこの辺では最強のはずでは?」

なんかバストがコ◯ンみたいになったよ、、。

「ああ、それ俺がやりましたよ?」

「「ええっ!!」」

綺麗にハモったな!!

「お前がそんな強いのかお前?」

おーやっぱり強かったんだ、弱かったらどうしようと思ってた、一撃で気絶まで追い込まれたわけだし、、、、

「はい、その 白狼を素手で倒せるぐらいは」

「マジか、、なら薪割りはお前にやらせっ!!」

ガキーーン!!

飛んで来た棒をバストが剣で叩き落とした。

「なっ!!」

俺は危うく心臓が止まるぐらいびっくりした。

「囲まれてるな」

バストが「チッ!」と舌打ちしながら俺に話しかけて来た。

「おや!ばれてるとは!仕方ないですね、、」

その声の方に振り向くとサーカスのピエロみたいなやつがたってた。

「お前ら出て来なさい」

その声と同時に10人ぐらいが一斉に出てきた。

バストは剣を構え、俺はボクシングのポーズをとったのだが。

「無駄な抵抗はやめなさい、まぁ!抵抗してもしなくても殺しますがね?」

えっ、殺す???まじで??

俺は初めて感じた本気の殺意にびびった。

「お前らの目的はなんだ!」

バストが叫んだが、

「だから言いましたよ?殺すってね?」

返ってきたのは非情な言葉だった。

「さぁ!質問は終わりです!

皆さん!!殺しましょう!!」

男達は一斉に飛びかかってきた。

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