第2話 はじめての団員

 キ「お待たせ致しました!!!紅茶です!」

 キルは、急いできたのだろうと思われるほど肩で息をしている。他にも、紅茶が少しだけ溢れている。


 キ「はい、どうぞ」

 キルがKに紅茶を差し出す。


 K「すんません。。。」


 メ「で、なんでうちの団に入ろうと?」


 K「はい、あの…」


 ガチャ

 ギィギギィー


 キ「今、新入団員が入ろうとしてるのに誰だよっ!」

 キ「はーい!」

 キ「騎士宅配だったら、すぐに返してやる((ブツブツ」


 ?「すいませんー!」


 キ「はいっ、何ですか(怒)」


 ?「ひぃっ!?」

 ?「あの…朝霧団に入団したくて。。。」


 キ「あぁ、そうか。帰れ帰れ」

 キ「こっちだって、忙しいんだよ」


 ?「あぁ、ここもダメか。。。」


 キ「えっ、何だって?ここに入団したいって?」


 ?「え、はい!」


 キ「逆にここでいいのか?」

 キルは、驚きが隠しきれずに顔がすごくなっていたと思う。


 ?「入れるんなら。。。」


 キ「大歓迎だよ〜!(ニコニコ」


 ?「えっ!?マジでっすか!」

 ?「こんな奴でもいいんっすか?」


 キ「大丈夫だよ!僕らはどんな奴だって受け入れるよ!」

 キ「あ、そうだ!K君だっけ?」


 K「はい、そうです。。。」


 キ「K君、こっち来て!玄関の方に!!!」

 Kが、座っていたソファーから急にいなくなった。光のような速さで、僕の目の前から消えていった。


 キ「紹介しよう!この子が今日入ったK君だ!」

 キ「今日入ったから、君の同期みたいなもんだね!」


 ?「あの、K君よろしく!」


 K「僕に触るな」

 Kが、新しく入ろうとしている新人くんの握手を嫌がった。しかも、目も合わせようとしない。


 ?「なんか、ゴメン。。。」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る