マーガレット国王

クルト国王が亡くなって3ヶ月が経った


アレンシアは元気を取り戻して

妹のオランジュと二人アレンシアの寝室で遊んでいた

「オランジュよ!このブロックを組み立てて城を作りなさい!」

アレンシアがぐちゃぐちゃのブロックを渡した


オランジュはそのブロックを受け取るとすぐさま城を組み立てた。



「お、オランジュ!アンタ組み立てるの上手いわね」

アレンシアは組み立て上手のオランジュを褒めた。

その時

ドアをノックする音が聞こえた


「ドリー何かあったの?」

アレンシアが聞くと


「マーガレット国王がご挨拶に参りました。どうしましょうか?」

その言葉を聞いたアレンシアは

ため息をつきながら

「私が行きます」

アレンシアはオランジュを一人置いて寝室を飛び出した


城の入口にはマーガレット国王が立っていた

「アレンシア国王、これは私からのプレゼントです」

マーガレット国王は赤いプレゼントボックスを渡してきた


「ありがとうございます」

アレンシアはすぐにボックスを開けた


そして中身を見ながら

「これはどういった意味があるのでしょうか?」

アレンシアが怒りを抑えながら聞く


「次、私達に逆らったらアナタも同じめに会うよ。という事です」


マーガレット国王は大きく笑った


「肝に銘じておきます」

アレンシアは恐怖で声が震えていた


「それでは新国王。またいつか会いましょう」

マーガレット国王は笑顔で去って行った


「大丈夫ですかアレンシア国王」

ドリーが心配そうに聞くと


「私は国王に絶対ならない。こんな惨めな姿にはなりたくないから…」

プレゼントボックスを覗きながら言った


この日から時期国王探しが始まった

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