城に戻って来たんだけど!
城に帰るとニーラ大臣が出迎えてくれた。
ニーラ大臣はアレンシアにバケツを見せつけ
「凄いだろ!こんなに大量の魚が釣れたんだぞ!」
と30匹は入っているバケツを見せてくれた。
アレンシアはばけつを見ながら
「凄いですね!そんなに釣れるスポットがあるなんて!今度私も連れて行って下さい」
と興奮しながら言った
アレンシアとニーラ大臣が釣り話で盛り上がっている時ニーラ大臣の後ろで空のバケツに頭を突っ込んで泣いている国王がいた
「釣りなんてつまらないんだけど!」
国王は大泣きしながら被っているバケツを頭から取りニーラ大臣の後頭部に投げつけた
「あぐっ」
ニーラ大臣の頭にバケツが当たりニーラ大臣は変な声を出して床に倒れた
「ニーラ大臣大丈夫ですか?」
アレンシアが心配そうに駆け寄ると
「なんという御褒美だ!」
ニーラ大臣は涎を垂らしながら気絶した
「うわぁ」
アレンシアはニーラ大臣が喜んでいる姿に若干引きながらも気絶したニーラ大臣を自室のベッドまで運んだ。
そしてニーラ大臣の意識が戻るのを待っていると
自室に国王がやって来た
国王は少しだけ悲しそうな顔をしながらアレンシアに質問をした
「お姉ちゃんに会ったって本当なの?」
「どこからその情報を知ったのですか?」
アレンシアが聞くと
「ロビーから聞いたんだけど…」
「ロビー。これは私との秘密のはずだったのに…」
アレンシアはため息をつくと
「そうです。私は姉と空港でお話をしてきました。何か問題でもありますか?」
アレンシアは国王に対し少し強い口調で聞いた。
「アレン。お姉ちゃんってどんな人だったの?」
国王は小声でアレンシアに聞いた
「そうですね。姉はとにかく強い人でした。負けず嫌いでカッコよくて国王とは少し性格が違いましたね」
アレンシアが笑顔で昔の思い出を話していると
「今度お姉ちゃんに会ってみたいんだけど!」
国王は大声で言った。
「分かりました。来月、我龍国で行われる軍事会議に行ってみますか!」
アレンシアは国王の頭を撫でながら言った
そしてアレンシアは心の中で姉が国に戻って来る為の作戦の幕開けだと密かに喜んでいた
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