意見の違いなんだけど!

「クリム大臣、それと今回の会議なんの共通点があるんだ?」

ニーラ大臣は首を傾げた


「バカね、今マイル国を助ければ見返りとして石油が安く買える。そうすれば軍事力もあがる。そう考えないの?」

クリム大臣はニーラ大臣を睨んだ


「軍事力上げても得ないだろ」

ニーラ大臣はため息をつく


「なぜ?軍事力を上げれば汚物に勝てるのよ?そうすれば世界を自分の手に出来るのよ!」

クリム大臣は高笑いしながら言った


「クリム大臣もマーガレット国と同じ考え方じゃないか。戦争、戦争。偉い国の奴らはみんな考え方が同じなのかねぇ」

ニーラ大臣は頭をかいた


「それのどこがおかしいの?戦争は世界を手に入れられる最高の手段よ」

クリム大臣はニーラ大臣を指さしながら言った


「やっぱりクリム大臣とは意見が会いませんな。今日は私は帰らせていただく」

ニーラ大臣はいきなり席から立つと会議室から去っていった


静かな会議室で一人残されたクリム大臣は

「何よ…戦争の何がいけないのよ。世界を自分の支配下にする、それの何処が悪いのよ…」

クリム大臣は目から少しではあるが水滴がたれた。


アレンシアがコンビニエンスストアから帰ってきた時、丁度ニーラ大臣と会った


「ニーラ大臣どうかなさいました?」

アレンシアは不思議そうに聞くと


「クリム大臣と仲良くするなら同盟を切らせてもらう」

ニーラ大臣は、いつもとは違う口調でアレンシアに言い残し城を去っていった。


「クリム大臣を招待したのは失敗だったかなぁ」

アレンシアは重い足取りで会議室に戻っていく

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