駄文2017/12/07
・テキストエディタ
そういえば長文を作成すると言えば、良いテキストエディタがあった。flowstateはmac用のテキストエディタで、5秒放置すると全文が無慈悲に消滅する。あらかじめ5分とか、10分と時間を決めて、その間はずっと休むことなく文章を作成し続けることになるものである。
一時期はこれを使って日記を打っていたものの、だんだん細かい修正のほうに時間がかかるようになって、それなら投稿先やevernoteに直接入力したほうがいい、と思ってしばらく放置していたのだった。
昨日から始めた駄文2000字作成にはうってつけのツールなので、何ヶ月かぶりに入力してみると、自分のブラインドタッチ力がずいぶん衰えていることに気づく。この機会にスラスラと打てるようになりたい。
・子供時代
子供の頃には実家にFM-77とかFM-TOWNSがあり、当時日本語はかな入力のみだった。打鍵数を考えると、かな入力のほうが早いとは思うのだけど、本格的にPCを使うようになった大学生の頃には、もうdos機が主流だったので、ローマ字入力のほうが何も考えないで入力できてしまう。
今思えば、子供のころのうちにプログラミングでもCGでも、ちゃんとやっておけば良かったと後悔している。同人ゲーム(主にFM-TOWNSのフリーソフトウェアコレクション)でもたくさん遊んで、こんなにすごいものを作れる人になれたらと思ったけれど、周りにそういう職業の人がいなかったからか、父も本業のかたわらでパソコンを楽しんでいたタイプだったからか、その道に進むということはなかった。
それでも子供らしく、しょうもないゲームを作っては友達にプレイさせたりして、そのうち「RPGツクール」がSFCで出たことによってのめり込み、またしょうもないRPGを作っては友達にプレイさせていた。
当時一番流行ったのが、キャラ(たいていはモンスターキャラ)に話しかけると、突然画面が眩しくなり歓声が起こったのち、そいつが「しめじ」とか「はっぽうスチロールたべたい」とか、脈絡のないコメントを発してから、高速回転して爆発音とともに消える。みたいなイベント作成で、そんなものを大量に作っては大爆笑していた。
・楽器を始めた
高校から大学にかけては、シナリオを作るみたいなことに興味が移っていき、構想を練っては投げ出す、ということを延々と続けていた。その頃プログラミングについて再挑戦してみたものの、関数の説明になると急に難易度が増して、実際の環境で動かさないと理解できず、しかも動かしてみても動かず、やってられんという気持ちになって、すぐに投げ出してしまった。
大学の頃には楽器を始めたので、関心も時間もそちらに費やすようになってしまった。社会人になってからは空いた時間で演奏などをしていたものの、学生時代に作った曲が褒められたあたりから、妙にオリジナリティを意識し始めて、バンドをやるも喧嘩別れしたり、ライブの主催をするもうまくいかず、そうこうしているうちに仕事の方も限界がきて退職した。
最初の職場を辞めた時、当時の音楽仲間(彼らはまっとうに仕事もしている)に、「お前が社会人をやれるとは正直おもってなかった」みたいなことを口々に言われて、いや、それならもう少し早く言って・・・と思いつつ、一方で音楽のつながりで次の職場を紹介されたので、楽器やっててよかった。と思ったりもした。
新しい職場では今まで生きてて一番働いた。でも手応えみたいなものが全然なくて、そのうち人間関係に疲弊して辞めることにした。
・これから
来年からは演奏の単発バイトの話があったり、親族の仕事をゆるく手伝ったりと、かなり恵まれている再スタートではあるものの、これがいつまで続くか分からない。しかし今こそと入るはずの気合も、どうも出てこない。
それでもこんな愚にもつかない文章を、つらつらと打つことはできる。であれば、出口のなさそうな穴でいいから、突き当たりまでは進んでみるのも良さそうだ。
ただ、二度三度挫折したプログラミングにも、もう一度挑戦してみたいという気持ちがある。Unityを自宅PCに入れたので、2Dのアクションゲームを、自分のイラストとシナリオで作ることができたら、楽しいかもしれない。
そんなこと(ゲームの自主制作)は、多くの先達がもう究極までやり尽くしていることではあるけれど、なんの成果も残せなかった自分の人生に、出来はともかく何かを残すことができたら、ものの見方ももう少しは明るくなるのだろうか、という淡い期待がある。
なにぶん、予定や目標を立てると途端に何もできなくなるタチなので、ここに書いてあることについてはいったん忘れて、ただ、その時、プログラミングをやりたいと思ったらプログラミングを、絵を描きたいと思ったら絵を、楽器をやりたいと思ったら楽器を、そして、文章を書きたいと思ったら文章を作る。という無責任なスタンスは崩さないようにしようと思う。
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