第13話

「ただいま〜」とカノが笑顔で戻ってきたので紅河は1発殴った

「痛い、何で殴るの」

「何をした」と紅河が訊いた

「血塗られた世代を連れていた」

「だと思ったよ大馬鹿が」と紅河がキレた

「見事に全員来たよ。紅河とヒナの名前を出したら」

「俺は、ともかくヒナは死んだからなあの世界で」

「ちなみに味方になるそうだよ」

「だろうな。アイツらも人間嫌いだったり興味がないからな。神様や魔王、悪魔や亜人、エルフとかなら興味が湧くからな」

「紅河、会いに来てやったのに酷いな」と白衣の女性が現れた

「お前は、必ず来ると思っていたよ。カレン」

カレンは、20歳と言われて納得できる姿をしていて黒髪ロングのか女性で白衣を着ている医者であるが人に興味が無い

「お久しぶりですね。紅河とヒナ」と落ち着いた声がした

「ルーナか、久しぶりだな。お前が来るなんてな」

ルーナは金髪で一言で言えば美しい女性だが読心術などに長けている為戦闘以外では警戒が必要だ

「ターゲット確認捕獲」と少女が紅河に抱きついて来た

「ルア久しぶりだな。元気だったか」

ルアは唯一銀髪の少女の姿をしているが20歳でスナイパーライフルを背中に背負っている。武器名はTSTR P35だ。TSTRは長距離狙撃用対物ライフルでP35は3500mの射程距離を持つからついた名だ。

「ここが魔王城か、防衛に適しているな、外の仕掛けは最近の物か。紅河それにヒナ久しぶりだね」

「ザールド久しぶりだな」

ザールドは、赤髪の白衣を着ている科学者だ。罠だったり兵器を作っていた。TSTR P35はザールドが制作したルア専用武器だ

「この世界の金の使い方なら、金儲けできるな」

「お前は相変わらずだな。レユ」

レユは紫色の髪をしていて背が高く180ある。金に関しては右に出る者がいない

「これが血塗られた世代の7人か」

「紅河は血塗られた世代を呼んで何が悪いんだよ」とカノが訊いた

「この世界のバランスが壊れると言っただろ。現に前の世界では俺達に逆らえる者が居なかった」

「何で?」

「たった2年で世界を牛耳った事だったり圧倒的な力と知能と世界牛耳った為権力も持っていた。どんなに頑張っても天才には勝てない」

「天才には努力しても勝てないか。だが努力をして天才に勝っている者もいるよな」

「そいつも天才ってだけだ。凡人が天才に勝る物は無いそれに力の差があまりにもあり過ぎた」

「あり過ぎた?どう言う」

「俺は元々殺し屋をやっていたから分かるがこいつらは元から化け物だったんだよ。力を使い切れる環境じゃなかっただけで元々使える環境にいれば9年早く世界を牛耳ってただろうよ」

「そんな化け物なの」

「そうだ。カノ見ておけ。血塗られた世代の力を、お前ら来たからにはとっととこの世界を牛耳るぞ」

「分かってるよ」

「紅河とヒナの武器を持ってきた存分に暴れろ」

「今回の作戦、全員魔王城の中に入って私と紅河とヒナでやるから」

「金に関しては任せろ。この作戦が終わってからだけどな」

「私は、政府とかを軽く支配してきますね」

「今回の作戦は、俺とヒナとルアでやるか。俺の武器が来たんだ。ちょっと暴れるか」

「私も暴れる!」

「二日後までに準備終わらせておけよ。カノ血塗られた世代全員にかけたか?」

「かけたよ」

「なら、いい。解散」と紅河が部屋に戻る

血塗られた世代全員悪魔に案内されながら部屋に行った。

二日後作戦当日が訪れた

「侵入者発見。前方から人数は30万です」

「予想より多いが問題はない」

「俺は盾の勇者だ。魔王よ。出てこい」

「魔王じゃあないが出て来たぞ。魔王を倒したいなら、俺たちを倒せ」と紅河が剣を構えた

「人間が魔王に手を貸すのか。愚かな、3人で何が出来る。全員突撃!」と盾の勇者が指示をして全員が襲ってくる

「無能が」と紅河が剣を横に振る。

「弱いね」とヒナがナイフで切る

「吹っ飛んで」とルアが炸裂弾を放つ

その後3人の無双が始まって1時間たらずで終わった。その光景は戦闘ではなく一方的な虐殺だった。終わった後見ると3人と大量の死体と血の海が出来ていた

「終わったな。この程度か。これなら、すぐに終わるな」

「2週間で終わらせよう」

「2週間か十分」

「魔王城で作戦会議だ。血塗られた世代だけでやるぞ」と紅河が言って魔王城に入り血塗られた世代全員で会議を始めた

ルーナは各国に順番に入り上層部を支配し始めレユは金を集めて牛耳る準備をしていた

ザールドは魔王城の周りに罠を張るのと兵器開発を進めた。

カレンは、病気を消す薬を開発して独占した。他にも毒薬なども開発していた

そして1週間が経ち世界に宣戦布告をした

《この世界の人間及びエルフ亜人よ。聞け、我々がこの世界を牛耳る。とりあえず人間達よ。降伏せよ、そうすれば助けてやろう。それと神様のカノがこちら側にいるからな。亜人よ、我々に手を貸せ。我々が世界を牛耳れば奴隷制度なんぞなくしてやる。人間から文句が出たら殺せ。悪魔と魔王は我々の支配下にいる攻撃を仕掛ければ皆殺しだ。エルフよ。お前達は知っているだろう。クロとセナとカルが仲間になっている。我々に従え心配はない。この世界の人間のように愚かではない。1週間以内に決めよ》と放送をした

「のんびりとするつもりだったがまぁいい、世界征服をさっさと終わらせてしまうか。お前ら、邪魔する者は殺せ。手を貸す者には全力でサポートしろ」

「はっ、我らが王よ」と全員が跪く

「【絶対的支配者】彼が神に許された。最強の能力」とヒナが言った

「どう言う事なんで最初から使わなかった?」とカノが訊く

「条件が従う者が5人以上居ないと発動できないし彼がやる気にならないとダメ」とルアが答えた

「血塗られた世代全員が従っているからそれに増えれば増えるほど支配領域が増える。今は血塗られた世代6人とカル、シラク、ユナ、ゼイル、セイラ、セナ、クロ、イルマの8人だから前の世界よりヤバい。それに亜人と悪魔が全員従えば命あるもの無いもの関係なく支配できる」とレユが説明した

「血塗られた世代で1番ヤバいのは彼、外神紅河」とルーナが言った

「のんびりとしたかったのだろうけど、血塗られた世代が来てやる気が出てしまった。この世界で今、彼に勝てる奴は居ない神であろうと勝つ手段が存在しない」とヒナが説明した

「彼は、その力を発動していても気づかないから血塗られた世代全員が支配下にいることを知らない」

そして亜人の奴隷達が仲間になると言うので奴隷全員を解放して魔王城の周囲に町を作り住まわせた。エルフも集まり残りは人間になったが人間は抵抗する気らしいので紅河は1人で国々を滅ぼした。能力発動しているため全員が支配されて戦うという事が出来なかった。その後人間が降伏して世界を支配した。そして世界征服を果たした紅河及び仲間は魔王城にてのんびりと暮らしている。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

異世界で殺し屋が仲間を集めてのんびりと世界征服 佐野龍也 @inasenn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ