ウィルスと病原菌、ワクチンと薬の違い ~ウィルスとワクチンの関係~

【まず、私は専門外なのですが、一般教養の範囲内(高校レベル)として学習する範囲内で、一般で知り得る知識レベルで推察しうる論拠で述べています】なので、【最新の専門情報】とは隔たりがある可能性があるため、【絶対に】鵜呑みにはなさらず、【もしも】の予備知識としての利用を推奨します。



 新型コロナ【ウィルス】が流行る昨今、予防のための【マスク】と【特効薬】としての【ワクチン】を求める人は多いかと思われる。


 ウィルス対策にはワクチン、病原性細菌対策には特効薬。


 ウィルスと病原菌、どちらも【同じモノ】だと思われる方のほうが多いと思われがちだが、実はまったく、かなり違ったもの。


 ちなみに、ワクチンと特効薬もほぼ全く【違う】ものです。


 端的に抽象ファンタジー的に表現すると。

  病原菌は実体系モンスターなので、特効薬は物理系。

  ウィルスは非実体系モンスターなので、ワクチンは・・・魔法系?


 ウィルスと病原菌の違い。

  病原性細菌は、培地での培養が可能。病原性細菌は環境次第で【自力】生存可能。

  ウィルスは、生体での培養のみが可能。ウィルスは寄生主キャリアへの依存性が高いため。


 病原菌は顕微鏡で目視できるサイズ。ウィルスは【電子】顕微鏡で捕捉可能かどうか。五〇分の一ほどの大きさの差があります。


 何が違うのか?

 病原菌は、環境さえ整えば、どんな場所でも繁茂することが出来る。それこそ対象が死体であったとしても、条件さえそろっていれば、増殖を繰り返す。

 ウィルスは、生体の細胞。活きた細胞に入り込み、その生体の攻撃性を学習した上で、変異することによって免疫からの攻撃性への対策を改悪しつつ、その数をねずみ算式に増やし続け、さらなる改悪性を示し続ける。

 細胞内で自己複製を繰り返し、細胞内が複製で満たされ破裂するまで増え続ける。その増殖速度(世代交代)が驚異的であり、病原菌と比較して短期間での変異が起こりやすい。

 基本的には、寄生することで増えるので、寄生できなければ大半は死滅するそうです。

 なので、ウィルスは病原菌に比べれば温度や環境の変化に非常に弱い。ただし、寄生さえすればその強みを活かし、対策が後手後手に回りやすい。


 現代風に抽象的に言うと、ウィルス=テロリストがその地域に紛れ込み、その場で己がシンパを増やし続けてある時、突如として革命乗っ取りを慣行し続ける、といったところかなと。


 その鼬ごっこを制するのが、どちらが先かによって明暗が分かれる。なので、ワクチンはその鼬ごっこを逸早く経験することによって、先制攻撃というよりは、後の先を学びとっておく一つの方法。後出しジャンケンで確実に勝利するきっかけを得るための攻略法。(【絶対に勝てる】とは限らないので、【過信は禁物】デス)

 正々堂々とした勝負をしたいのならば、どうぞ各々個人自身の裁量でご自由に。【ただし】、絶対に他人を巻き込まない、絶対に他人に迷惑を掛けないとは限りません。


 確実に生き残るためならば、手段は選んではいられませんので。それはどんな生命にも言えるため、病原性ウィルスも病原性細菌もまた、生き残るためには、手段を選びません。

 


 ウィルス対策にワクチンを使用する際、最も気をつけなければならないのが、アレルギーの有無。特に、【卵】アレルギーがある場合、接種することがほぼ不可能な場合が高い。


 何故ならば、現代のワクチンの量産製造には、【鶏卵】が使われるため。


 何故、近代のワクチン製造に鶏卵が使われるのか?

 ワクチン開発の初期の段階では、牛や馬などの大型生物にウィルスを接種し、免疫性抵抗力=ワクチンを体内で生成させるように仕向けなければならず、人と比べ数倍の体積がある大型動物からでは、一頭から一度に取れるだろうワクチンの量としては、せいぜい十名から数十名分。それも、【そのためだけ】に使い潰す事を前提として【幼い】内にそれを行う必要がある。


 要は、生まれたてであればあるほど【有利とされる】。そのウィルスに適応した、特化した免疫ワクチンを派生しやすいため。ただし、絶対ではない。


 さらに、その対ウィルス用ワクチンを人に対して、安全に使用出来る様にするために隔てる工程は、更に長期に亘る。そのため、維持管理の観点からすると、1アンプル=青天井。金をどれだけ積むかに掛かってくる。

 なので、近代では量産と衛生と維持管理が非常に安価であり、ワクチンの生育が最短で比較的容易とされる【鶏卵】が使用されることとなったらしい。


 他の動物でワクチンの生成を行った場合は、生きているので食事を必要とし、排泄し、健全にあるために運動を必要とします。そういった場合、様々な管理に関しては多忙を極め、コストもそれに準じて膨大なものになってしまう。

 だが、卵の段階では、一つの隔離され完結した生体であり、動き回ることも食事や排泄の必要がほぼ無くなる。それは省スペース化と省コスト化と保全において、もっとも優れた最適な素材ということです。

 衛生的に保ち、極端な温度環境であれば、ほぼ確実にワクチンを生成できる。


 ちなみに、ワクチン大人一人分で、鶏卵一個分。子供はその半分とされている。

 一度開けてしまえば、衛生的には使いまわし=再使用できないため、たとえ半分でも余ったとしても、衛生的観点から再使用は【原則】できないとされる。



 では、それなりに安価に製造出来る様になったのに、毎年のように【インフルエンザ・ワクチンが不足】しがちなのはナゼか? と思われる方も多いかと。


 まず、インフルエンザ対応ワクチンが出来るまでに、最短で約三ヶ月。必要とされる量の生産が出来るまでに、半年はかかるとされている。

 それも、目標とするウィルスが特定されてから、【最短で】、であるからして、特定の流行の兆しが見えてから、製造量産に踏み切ったとして、流行が収束しきってしまった頃に供給し始めることとなってしまう。


 ちなみに、ワクチンは【生モノ】なので、一回きりの使い切り。製造から万全の管理体制に置いていたとして、半年ほどまでしか保存が出来ないのだそうな。(専門外なので、詳細は分かりません)

 現代の既存の保存方法では、限界があるため長期保存そのものが不可能とされています。


 さらに、その年にインフルエンザ【ナニ】型ウィルスが流行るのかは、まったく予想できない。大雑把な分類としてのABCDのそれぞれと、更にその複合型と、ある程度までの予想は出来ても、確実な推定は不可能となってしまう。

 そのため、予め作っておいたとしても、それ【以外】の全ては破棄されるのだとか。

 逆に、破棄せずにどれもこれも接種すれば無敵! ということはなく、逆に新たな変異ウィルスを発源させるきっかけとなる【可能性】もあるため、むやみに乱用することが出来ない。



 なので、もし、万病に効く万能薬/万能ワクチンが作り出されたとしても、その万能薬すら耐える耐性病原菌が変異して存在し続けることと為る。



 鶏卵が安価になったとはいえ、ワクチンを作るためには【活きた】卵である必要があり、それも長期間の万全の衛生管理体制を整えなければならない。


 なので、安価とはいえ、安全のためになら、幾ら迄、お金を積み上げられますか?

 その大半は、【捨てる】ために注ぎ込まれることが決定しております。

 あらゆる【ロス】を減らす事を叫ばれる昨今、本当に【必要】とされるものは、【無駄とお金】で解決せざるを得ない。(そのお金の大部分は【税金】によって賄われているそうです)


 お金税金を掛けてでも命を繋ぐか、お金税金を掛けないでありのままを受け入れるのか。それ自体はそれぞれの選択ですが、その選択肢が他人に迷惑を掛けないでいられる、とは限らない。

 リスクの分散は必須であり、どこまでの損失ロスを許容できるかを前提に計画されている。


 善意で全てを解決することが出来る。とは限らない。其処には善意という名に圧し潰されたナニカすら遺らないだろう。

 善意で解決する事ができる範囲は限られます。無駄とされることをも受け入れなければ、【今】は訪れなかったのかもしれない。



 ちなみに、風邪の特効薬は、実は【存在しない】。各々の症状に対し、対症療法でもって死に至るまでの有限の時間を稼ぎ出すことによって、【自己】免疫力による【自力】での回復を促す以外には対処が不可能とされる。

 なので、【特定の】特効薬は作られたとしても、万能薬が作られたとしても、後々さらなる耐性菌/耐性ウィルスが猛威を振るう世界が残される。


 それを防ぐとしたら、無菌状態クリーンな世界に。だとしても、外から何かが訪れた際、無菌状態クリーンな世界は容易に混沌に呑み込まれ、瞬く間に崩壊するのだろう。そして、新たな世界へと、更新され続けるのだろう。



豆知識

 現代の環境衛生では、有精卵の孵化には、卵の殻は必ずしも必要とされない。

 サランラップを卵の殻の代用品として使用し、卵から雛になるまでの成育過程の一部始終を目視し、記録することも可能なのだとか。



 正直、この世の中には矛盾した設定が往々にして存在し、安易に容認されているので、割とトンデモナイ常識が飛び交ってしまっております。

 その情報を信じるか、信じないが、そういう世界設定として楽しめているかは、自己責任となります。


 なので、私が掲載する情報も【鵜呑み】にはなさらずに、予備知識としておくべき程度のものとなります。


 【専門外】ですが、一般知識として知り得る情報の範疇で述べさせていただいております。



 職業柄、手指のアルコール消毒をまめに行う業務についているので、アルコール消毒についての【必須事項】。


 アルコール消毒は、【水気のない状態】で行われないと、効果が【激減】するそうです。

 効果的にアルコール消毒を行いたいのならば、水気を良く拭き取り、湿り気を取り除いた、乾いた状態での施行が望ましいそうです。

 アルコール消毒は、アルコールが気化することによって食中毒菌やウィルスを死滅させる効果を発揮するため。微量でも水分が混じると、アルコールの濃度の低下により、効果が著しく低下しやすい。


 手指の洗浄後、徹底した水分の拭き取りを行ってから、アルコール消毒を心掛けるのが効果的なのだそうですよ。


 消毒用アルコールは、【顔】に使用してはいけません。【酷い目】に会います。


 目、鼻、口などの粘膜から吸収され、大人でも泣くほどの辛い目に会いました。(事故)


 職場では、自動で噴射されるため、つい顔を近づけた際に噴射されたために、しばらく目が開けられなかった。(実体験)



 アルコール消毒には、【高濃度】のアルコールである必要があり、【飲料用】のお酒にその効果は望めません。

 望むのであれば、98%のものを乾いた状態でストレート・・・多分、別の意味で98%病院に担ぎ込まれるでしょう。残りの2%は葬儀屋に担ぎ込まれるかと。



 これらの事柄から、【なぜ】、新型コロナウィルスやエボラウィルスなどの【対応ワクチン】が作られないのか? その答えは、それらのウィルスの猛威に耐えられる動物が少ない、あるいは感染し生存しうる動物が【存在しなかった】ため、ワクチンの生成製造にまでこぎつけることができないのでは、と推論される。

 もしくは、存在はするが、人体への安全性が確立出来ない。卵からのワクチン生成そのものが頓挫した可能性もあるのでは?



 これはあくまで私個人の【偏った知識】での推察/推考であるため、学術的な根拠はまったくございません。給食のオジサンの戯言です。

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