暗喩での【お花摘みに行く】、それは【女性用】です! 【男性用】は別にありますよ!
日本語には、様々な言い回しがあります。直接的に言うよりは、奥ゆかしくそれとなく察してもらいたい場合に使われる。
【お花摘み】とは、そんなちょっとの間、
行って戻った時に花を摘んでこなかったりしたら、その時は丁度良い花が摘めなかった、などと誤魔化すことでお茶を濁す事もできる言い回し。
お花摘みに行く=お
知らずに使っている男性の方々は、実は自分は女性なのだと主張していることに・・・なってしまうのかもしれない?
ドライブインなどで、緊急を訴える女性が「今だけは男だから」と言い訳しつつ、空きのある男性用お手洗いに入って来る様に、逆には行かないはず。それを行う場合、かなりの確率で通報、あるいは袋叩きになる可能性が高い。
女性専用車両なのに、男性が入って行けるだけの度胸とみなすべきか? 子供は除くとしても。
男なのに花を摘む。まぁ、いま現代ではそうおかしくはないかもしれないが、男性には男性用の言い回しというものが存在する。それなのに、わざわざ性別を偽らなくても・・・と思ってしまうこともある。
男性の場合は、【
男は、立って小用を済ませられる。その立って用を足す後ろ姿が雉を狙っているように見えたことから。
男装女子、あるいは性同一障害でないのならば、お花摘みではなく、男性としては雉撃ちであるべきなのではないだろうか?
花を摘みに行くなどありえない場所で花を摘みに行くよりは、雉など居ないだろう場所から雉を撃ちに行く方が言い訳としてはちょっと格好いいかも。
ただ、注意すべきは、時と場合をよく考え、そしてなおかつ本当の意味を知っておくべきことかなと。
ちなみに、お花摘みや雉撃ちは・・・
厠が傍に存在しない場合など、【野外】の限定された環境で使われる言葉なので、あまり多用するのは躊躇うべきなのかもしれない。
現代では正気を疑われることはない、と思いたいが、よくよくその意味を知った時、誤解を招くことになりうることも、あり得るのかも。
他にも、現代ならではの暗喩として、【化粧直し】=昨今は男性も化粧が必要だとか、【手を洗いに】=日常生活の一部、【用を済ませに】=必須事項を済ませに行く、【ご不浄に行く】=汚れてしまうので浄めに、【手水に行く】=手が汚れるので清めに。
こちらを使ってもらえるほうが、どことなく安心かもしれない。
偽らないで居られる正直さこそが、今求められているのでは?
ただ、稀に偽りたい時もあるわけで、そんな時は嘘と分かりつつも見逃せる程度の、クスリと笑える微笑ましい偽りであってほしい。
昨今の嘘偽りは、洒落にならない物が多いかと。
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