幻想がブチ壊れる現実をお話しましょう。

【兎は寂しいと死んでしまう】

=兎は寂しいと、ストレスで死んでしまう・・・という事はないそうです。

 兎は、長時間=12時間以上の絶食状態が続くと、腸の活動が停止してしまい、内臓が壊死してしまうため、それが原因で死に至ってしまう。

 定期的に食事をする事で腸を活動させておけば、一匹で在っても死ぬ事はないそうです。

 限定的な空間で飼育していたからこそ、兎は寂しいと死んでしまう、なんて事が起こり得たのかなと。


 兎が寂しがり屋な理由(夢想的な答え)

=兎は生まれた時から兄弟・姉妹が沢山います。成熟すると一年中が繁殖(発情)期なのだそうな。その為、多産であり、年間を通じて子供を産み育てる事で生き残りを図るそうな。

 そんな兎さんだから基本、大家族です。減れば殖え、殖えては減るを繰り返す。

 だから、家族が減ると増やそうとし、増えたら増えたで分家するなりなんなりでまた家族は減ってしまう。なので、また大家族になろうとするのでは?


 中には、一人っ子が基本の兎も居るそうです。アマミノクロウサギなんかは、基本は一産一子の母一人子一人 の親子一匹づつらしいです。

 でも、子供を掘った穴に生き埋めにして、数日に一日位でしか会いに来ないという、育児放棄ネグレクトを疑うほどの子育てぶりだとか。


 もちろん、それにはちゃんとした理由があっての事。


 奄美の黒兎が棲む、奄美大島や徳之島には、子ウサギの天敵となる存在が多数おり、子ウサギを連れ立って育児が行える環境ではないため、子ウサギを巣穴に隠し入り口を塞ぎ閉じ込めておくことで、自身は育児を行うための栄養の蓄積に専念する。

 まるでバリバリのキャリアウーマンのような生き方をするのだとか。




 育児といえば、ヒクイドリも変わった生態なのだとか。

 こちらはまるで真逆。


 ヒクイドリは、ファンタジーな炎を食べる鳥・・・とかではなく、ヒクイドリという名の鳥の種類。一見して思い浮かべるとすれば、駝鳥やエミューを思い浮かべ、孔雀(雄)のような派手さを足して二で割ったような感じが正しいかな?


 オーストラリアに棲むヒクイドリは、見た目やその名通り、獰猛な鳥なのだとか。


 そして、その子育てもまた一風変わっているのだとか。


 ヒクイドリの子育ては、イクメンが行う。


 奔放な母鳥は雄を見ては、文字通りに襲い掛かり、相手が眼鏡に適うとあらばさらに【性的】に襲ってその相手の卵を産み、アナタの子よ。とばかりに置き去りに・・・。


 さらに別の雄の縄張りを見つけては同じことを。更に更にと、いくつもの雄達の縄張りを荒らし、その雄の子供を産み落とす、したたかな【女傑】な鳥なのだとか。


 子育てはイクメン任せで、自身は奔放で女傑な生活を謳歌するのだとか。


 とにかく、自然界で出会ったとしたら、まず人だろうが何だろうが力量に構わず襲ってくる。そして、強い。

 見かけたら早々に退散することをお勧めするほどなのだとか。ただし、逃げ切れるとイイネ? 位には足が速いので、襲われたら己が不幸Hardluckを嘆くしかないのだとか。

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