第8話剣とのち

わたしは家に帰ってきた。


緑目様に今回の件を話し合う。


「青年の能力は<<剣の生成>>かい?」

「ああ、あるものを剣へ変化させる能力」


「それは青年が願った力かい?」

「いいや、違う

 ”正しくありたい”と願っていた」


「今回でおじさんの能力は使用されたのかい?」

「青年が自害する前に使用している」


「では、青年がおじさんを追跡できた理由は?」

「青年側に協力者がいる」


これは緑目様との話し合いで出た

わたしなりの答え。


青年には協力者がいる。

協力者はわたしと青年の戦いで

わたしが逃げられないようにした。


青年は石か何かを剣へ変えて剣をつくる。

そして、わたしは殺されそうになったときに

わたしの能力が発動して青年を狂わせた。


青年の願いは”正しくありたい”。

狂気とは精神が異常な状態……


わたしが自殺まで追い込んだ……


いや、青年が後ろから斬撃だって

正しい行動では……


そう言えば……

わたしは背中を確かめる。

青年に切られた後がなくなっている。


不思議そうにない傷跡をさすっていると

緑目様が答える。


緑目 わたしと契約したものは死から遠ざかる

 1日1度死んでも生き返り、

 傷を負っても数時間で回復する」


そのほかにも毒やウィルスが入っても大丈夫やら、

信仰を高めてると相手の状態等が見れると

淡々と語りはじめた…


青年の首を絞めて殺しても生き返ったのは

その特典のおかげ…


いままでの話からして

あと5人を2度倒さないといけない…

数時間待てば、彼らは回復し、

毒やウィルスでは倒せない……


わたしは緑目様の特典に___があるかを聞いたみた。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る