第20話
今日の夕飯は、なんと外食である。
外食と聞くと小学校の時は、もの凄く嬉しかったのを思い出す。
でも、さすがに、高校生になったから別に嬉しいわけでもないけど。別の意味では嬉しくはある。
家族全員一緒に食べに行けるから嬉しいのだ。
「ねえ、いつ頃行くの?」
俺はそう父親に聞いた。
「ん?ああ、麻琴ちゃんが着替え終わったらな」
「そう」
麻琴ちゃんが着替え終わったかー。なんか時間掛かる気がしてならない 。
だって、麻琴ちゃん俺とは比べ物にならないくらい服とか持ってそうだし。
30分後。やっと麻琴ちゃんが部屋から出てきた。
麻琴ちゃんの服装は白を基調とした清楚感を感じられる服装だった。
……正直俺のド・ストライクな服装だった。
白服装ってさー、本当良くない?白って清楚感も出るし、それに水に濡れると……なんでもない。
まあ、ともかく白の服とは良いのだ!
「?どうしたのそんな顔を赤くして?」
「え?俺そんなに顔赤くなってる?」
嘘だろ!それって、俺さっき考えてたことが顔に出てるってことだろ…それってなにかと恥ずかしいよ!
「うん。もう真っ赤だよ。あ!もしかして私見てそんな顔赤くしているんだ?」
「うん。……そうかな」
俺は急に照れ臭くなってしまった。
「そう……もう!なんか佑樹君のせいで恥ずかしくなちゃったよ!」
ぺしぺしと俺のことを、叩いてくる麻琴ちゃん。
そんな麻琴ちゃんは、とっても可愛かった。
「じゃあ、行こっか」
「うん」
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