第5話

【カップル1】

アホな先輩少女×世話焼き後輩少年(#2)



先輩「後輩くんはいつまでサンタを信じていた?」


後輩「僕は小学2年生のときに真実を知りましたね」


先輩「ほう、随分と早いんだな」


後輩「ええ。ませた同級生がいましてね。教室で真実を叫ばれてしまったんですよ」


先輩「それほどまでに早く知ってしまうとは、相当損をしたなぁ」


後輩「確かにそうですね。もらえるはずのプレゼントがもらえなかったんですもんね」


先輩「今年は私が可哀想な後輩くんにプレゼントをしてやるからな……」


後輩「それは嬉しいです。せっかくですから、プレゼント交換しましょうか」


先輩「いいな、楽しそうだな。私はいい後輩を持ったものだ」


後輩「ところで先輩はいつまでサンタを信じていたんですか?」


先輩「ふむ」


先輩「昨日までだ」

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